
天下一武道会が終わり晴れやかな雰囲気のなか、突如おとずれるクリリンの死に衝撃を受けたのは誰もが同じでしょう。
そんな衝撃的な恐怖を読者に植え付けた『タンバリン』をはじめ『ピアノ』『シンバル』『ドラム』と個性豊かなピッコロ大魔王の手下たち。
この記事では、実は人気がある手下たちについて徹底解説。ちなみに筆者が好きなのは丸焼き姿がかわいい……じゃなくかわいそうな『シンバル』です。
この記事でわかること
・タンバリン、ピアノ、シンバル、ドラムの活躍がわかる
・タンバリン、ピアノ、シンバル、ドラムを誰が倒すかわかる
・タンバリン、ピアノ、シンバル、ドラムの人気の理由がわかる
これを読めばピッコロ大魔王編が2倍楽しめるかも!?人気の秘密にも迫ります。一緒に復習して詳しくなりましょう!
※この記事はネタバレを含みます!!
ピッコロ大魔王の手下たち
ピッコロ大魔王が生み出した魔族と呼ばれる手下たち。
「何をしたの?」から「どうやって死亡するの?」まで解説していきます。
タンバリン CV:中尾隆聖

ピッコロ大魔王の忠実な部下のひとり。相手を殺すことに快楽を覚える残忍な性格をしています。
ドラゴンボールの雰囲気を一気にシリアスにしたのは、まさにタンバリンの存在でしょう。
作中に登場する少し前に生み出されたらしく、卵が孵るのをピラフ一味も見ていたようですね。ちなみにピッコロ大魔王とテレパシーを使い通信することができます。

ピッコロ大魔王とは離れていてもテレパシーで会話ができる。
何をする?
武道会終了後……ピッコロ大魔王の命令で、天下一武道会の会場から出場者の名簿とドラゴンボールを奪っていきました。悟空の荷物を取りに来ていたクリリンが阻止しようとこころみますが……殺されてしまいます。
初めての仲間の死。これは本当に衝撃的でした。

激怒する悟空。ここまで怒りの感情をあらわにしたのは作中で初めて。
怒りで飛び出し、追いかけてきた悟空とも戦いますが、武道会の試合で力を使い切った悟空は返り討ちにされてしまいます。

口から気弾を放つことができる。これにより悟空は筋斗雲を一時的に失う。
その後は名簿に載っている武道家たちを次々と殺して回り、現場に『魔』のマークの紙切れを残していくことで世界にピッコロ大魔王の恐怖を知らしめようとしました。
実に5人もの武闘家を殺害しました。おそろしいですね……。
余談として、クリリンはこの後のナメック星編でフリーザに殺されてしまいます。実はフリーザの声を担当しているのも中尾隆聖さん……そう、同じ声優さんに2度やられているのですね。不思議な縁がありそう。
誰が倒す?死亡の原因
次の標的のもとへ向かおうとしている最中、ピッコロ大魔王からのテレパシーでシンバルが倒されたことを知らされます。
事態をおそれたピッコロ大魔王の命令でその場へ向かうと、そこには殺したと思っていた悟空の姿が。
腹ごしらえし全力を取り戻した悟空と戦いますが、手も足も出ず逃走します。
逃げるタンバリンを追うため、地面にさした如意棒をのばし最後は悟空自ら『かめはめ波』でとどめをさしました。木っ端みじんとなり見事クリリンのかたきを討ちました。

タンバリンのラストシーン。かめはめ波によって光につつまれ消える。
シンバルを食べて「うめえ」と喜んでいたヤジロベー。悟空はタンバリンを食べさせてあげる約束をしましたが、カッとなって消し去ってしまいました。
ピアノ CV:平野正人

ピッコロ大魔王が最初に生み出した魔族であり、いつもそばに控えて参謀のような役割をしてます。他の手下たちとは違い、戦闘には参加しません。
何をする?
前述の通り、戦闘には参加しないのでピッコロ大魔王の隣で意見するのが役目です。シンバルを生み出す際も「これ以上タマゴをお生みになって体力をつかわれると……死んでしまいますぞ」と身を案じていました。

身を案じて止めようとするピアノ。ピッコロ大魔王は「若さを手にいれるまでの辛抱だ」と聞かず。
しかし自分の考えを強く持っているピッコロ大魔王はあまりピアノの言うことは聞いてくれませんね。無下にされてるとまではいきませんが、少しかわいそうです。
他にも大型飛行艇の操縦を任されたりと、戦闘以外ではしっかりピッコロ大魔王のお役に立っていたのでしょう。

操縦を任されるピアノ。有能さが垣間見える。
誰が倒す?死亡の原因
ピアノは死亡の原因は、何と忠誠をささげたピッコロ大魔王に殺されてしまいます。……と言っても故意ではなく不運によるものです。
超神水を飲んでパワーアップを果たした悟空。その実力を甘く見ていたピッコロ大魔王は、高速のパンチを喰らい吹き飛んでしまいます。
まさにその時でした。後方でふたりの戦いを見ていたピアノに、吹き飛んだピッコロ大魔王が衝突。あまりに強いその衝撃によってピアノは命を落としてしまいました。なんたる不運……。

飛んできたピッコロ大魔王に衝突し命を落とすピアノ。あまりにも一瞬の出来事。
その後ドラゴンボールで「ピッコロ大魔王に殺された者たちを生き返らせる」という願いを叶えましたがピアノは姿を見せていないため、悟空が倒したという扱いなのでしょう。
シンバル CV:郷里大輔

作中でピッコロ大魔王が口から卵を吐き出し生み出しました。ドラゴンボールを集める戦士ということでドラゴンタイプにしたそうです。トンチがきいていてかわいいですね。
卵から孵るとすぐにピッコロ大魔王の忠実な部下となり、ドラゴンボールを集めに向かいました。
何をする?
ピラフの持っているレーダーを頼りに、生まれてすぐにドラゴンボールを集めに向かいます。たどり着いた先にはドラゴンボールを首にぶら下げているヤジロベーと悟空の姿が。
友達(クリリン)の仇の仲間ということで悟空が戦おうとしますが、ヤジロベーが「オレの獲物だ」と言って聞かず、戦う方をジャンケンで決めることになります。

ジャンケンをしている二人を素直に待ってくれているシンバル。かわいい。
ジャンケンしているのを素直に待ってくれているいいヤツ。勝ったヤジロベーと戦うことになりました。
誰が倒す?死亡の原因
ヤジロベーに対しはじめは1・2・3発と攻撃を繰り出しダウンを奪います。ずんぐりとした体の割には素早いですね。その後も手から電撃を放ち攻めていきますが、一瞬の隙を突かれ真っ二つに斬られてしまいました。

胴体を真っ二つ。とてつもない切れ味。
倒された後はヤジロベーによって、丸焼きにされ骨を残して食べられてしまいます。ヤジロベーの発言と反応を見る限りでは非常においしいとのこと。

丸焼きの姿。不謹慎だがかわいい。
ちなみに悟空は「いらねえよこんなの」と言って食べませんでした。意外ですね。
ドラム CV:郷里大輔

ドラムはピッコロ大魔王が天津飯と対峙した際に、自らが手を下すまでもないと生み出した手下です。若返った後のピッコロ大魔王が生み出しただけあって手下の中では一番強いでしょう。
タンバリンやシンバルと違って翼は生えておらず、飛行能力はない模様。
何をする?
ピッコロ大魔王の命令で、生まれてすぐに天津飯と戦います。「魔族の戦士の強さを思い知らせてやれ」との言葉通り、圧倒的なパワーとスピードで天津飯を翻弄。
天津飯から一撃を顔面にもらうも「おもしれえ」とすぐに反撃。あと一歩でトドメを刺すところまで追い詰めました。天津飯も「無念」と死を覚悟をします。

天津飯を圧倒するドラム。
誰が倒す?死亡の原因
天津飯を追い詰めトドメを刺そうとした瞬間、助けにきた悟空に突き飛ばされてしまいます。タダではすまさないと素早い動きで悟空に向かっていきますが、強烈な蹴りの一撃で倒されてしまいました。

悟空の強烈な蹴りで命を落とす。悟空の強さが際立つ。
この時の悟空は超神水を飲んだ後で、ものすごくパワーが上がっていたのです。結局は悟空の強さを引き立たせる役となってしまいましたね。
手下たちはなぜ人気?フィギュアの存在

ここまで紹介してきたタンバリン・ピアノ・シンバル・ドラムですが、ファンの間での人気は高くネットでの検索数も多いです。
もちろん個性豊かなキャラクター性もあると思いますが、人気の理由はフィギュアの存在も影響しているでしょう。
そう、手下たちはそれぞれ『ドラゴンボールアライズ』によってフィギュア化されているのです。ピアノだけはピッコロ大魔王と仲良くセットですが……。
ドラゴンボールアライズについて
2019年から続いている、ハイクオリティフィギュアのブランド『ドラゴンボールアライズ』
第一弾として『ベジータ&ナッパ』の地球を攻め込む前のワンシーンを完全再現したフィギュアが発売されました。大人気を博し再販までされたこのフィギュアは、今では入手困難となっており時には10万円を超える価格で取引されることもあります。

ドラゴンボールアライズの第一弾。ファンが喜ぶ出来の良さ。
最近のものは定価を上回ることはほとんどなくなりましたが、それでも人気はおとろえず特典のつくZEEM(ジーマ)ショップでは予約販売で各回5分以内で売り切れてしまうそう。……すごい人気ですね。
定価と価格推移
人気商品『ドラゴンボールアライズ』のピッコロ大魔王の手下たちの価格を見ていきます。
発売日 | キャラクター | 定価 | 最近の落札価格※ |
2021年5月 | ピッコロ大魔王【限定特典ピアノ付属】 | 27500円 | 約40000円 |
2021年12月 | ドラム | 19800円 | 約55000円 |
2022年6月 | シンバル | 17600円 | 約40000円 |
2022年7月 | タンバリン | 17600円 | 約20000円 |
特にドラムの伸びがすごいですね。

取引の価格を見るにドラムの希少性は高い。当時は今より注目されていなかったのか。
ピッコロ大魔王に関しては『ドラゴンボールアライズ』から他にもモノクロ版や卵を吐いてる姿、ピラフ一味が付属しているバージョンもあるため人気が分散していると思われます。

ピアノはあくまで付属品扱い。ピッコロ大魔王のフィギュアは他にも多数ある。
シンバル、タンバリンくらいの時期になると話題が強まり生産数が増えたことで価格が抑えられているのではないでしょうか。

(上)シンバルのフィギュアは付属品だけでもかわいい。希少性は少し落ち気味だが倍の値段で取引されている。

タンバリンのフィギュアは他より希少性が低い。もしかすると転売する人が目をつけ始めたか。
いずれにせよ定価を上回る人気っぷりで、希少性からも欲しくなりますね。
あとがき
ピッコロ大魔王編において脇役と呼ぶにはあまりに存在感のある手下たち。
この記事を通して、名前だけでなく活躍など覚えてもらえたら嬉しく思います。
調べているうちにシンバルのフィギュアはかわいくて欲しくなりました。高くて手を出すのはなかなか勇気が入りますが、実物を見てみたいですね。
他にも初期のキャラクターたちは魅力たっぷり!以下の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください▼
コメント