
もはや知らない人がいないほどの人気作となった『ドラゴンボール』
アニメに至ってはなんと80カ国以上の国で放送されており『ドラゴンボールZ』や『GT』をはじめ多くのシリーズがあります。
ドラゴンボールを初めて観る人の中には、全何話なのか?全部観るのにどのぐらい時間がかかるのか?どのシリーズから観ればいいのか?
など気になってる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、アニメ・ドラゴンボールの全シリーズと各シリーズごとの話数や、視聴するのにどのぐらいの時間がかかるのか。改とZの違いなどについて解説していきます。
この記事でわかること
・シリーズごとの話数と視聴時間がわかる。
・シリーズの視聴順番がわかる。
・『Z』と『改』どちらを観ればいいかがわかる。
ドラゴンボールのアニメは何話?視聴時間はどれぐらいになる?
仮に全シリーズを観た場合
総視聴時間は『約213時間(改で計算)』になります。
下記の表にシリーズごとの話数と、おおよその視聴時間をまとめてみました。
シリーズ名 | 話数 | 視聴時間 (全話) | 視聴時間 (1話) | 放送開始 | 放送終了 |
---|---|---|---|---|---|
無印 | 全151話 | 約63時間 | 約25分 | 1986/2/26 | 1989/4/19 |
Z | 全291話 | 約121時間 | 約25分 | 1989/4/26 | 1996/1/31 |
GT | 全64話 | 約27時間 | 約25分 | 1996/2/6 | 1997/11/19 |
改 | 全159話 | 約63時間 | 約24分 | 2009/4/5 | 2015/6/28 |
超 | 全131話 | 約52時間 | 約24分 | 2015/7/5 | 2018/3/25 |
DAIMA | 全20話 | 約8時間 | 約24分 | 2024/10/11 | 2025/2/28 |
ドラゴンボールシリーズは非常に長いものが多くなっています。
シリーズごとの長さでは、1番短い『DAIMA』で20話(8時間)。
1番長い『Z』は291話(121時間)と、DAIMAの10倍以上の長さになっています。
視聴順番と各シリーズについて簡単に解説
ここからは
ドラゴンボールシリーズの視聴順を解説していきます。
物語の時系列順としては
『無印』→『Z』→『DAIMA』→『超』→『GT』
となっています。しかし、この中で
『無印』、『Z』に続く正史は『超』であると公式が明言しており
『DAIMA』と『GT』はパラレルワールドという扱いになっています。
上記を踏まえるとおすすめの視聴順は
『無印』→『Z』→『超』→『GT・DAIMA』
ということになるでしょうか。
『超』においては、正史と言う割に『Z』と設定が食い違う部分が多々あるので、細かいことを気にする方は
『無印』→『Z』以外は全てパラレルという認識で、自由な順番で見てもいいのではないかと思います。
ここからはアニメの各シリーズについて簡単に解説していきます。
ドラゴンボール(無印)

原作の『漫画ドラゴンボール』における『少年編〜ピッコロ大魔王編』にあたる部分を描いたアニメで、主人公の孫悟空が少年だった頃の物語です。
ブルマとの出会いをきっかけに、仲間たちとともにドラゴンボールを集める冒険物語です。
ドラゴンボールと言えばバトルのイメージが強いですが、序盤はどちらかというとコメディ寄り。途中からバトルが多くなってきます。
ドラゴンボールZ・改

原作の『サイヤ人編〜魔人ブウ編』にあたる部分を描いたアニメ。
タイトルの『Z』は作者の鳥山先生が命名したもので「ドラゴンボールを早く終わらせたくてZにした」とのこと。
多くの人がイメージする、本格的なバトルをメインとしたドラゴンボールはZからです。
身長も伸び成長した悟空が、自身の出生の真実を知ることを機に、宇宙へ飛び出し強敵たちと熱いバトルを繰り広げます。
ドラゴンボール『改』も『Z』と同じ部分を描いていますが、アニメのオリジナルストーリーがカットされているほか、いくつか違いがあります。
『改』と『Z』の違いについては詳しく後述します。
ドラゴンボールGT

原作終了時点であるウーブと悟空の戦いから5年後、魔人ブウとの戦いからだと15年後の世界を描いた、『フジテレビ』と『東映』によるオリジナルアニメです。
宇宙中に散らばったスーパードラゴンボールを集めるため、悟空は孫のパンと成長したトランクスと一緒にに宇宙に飛び出します。
悟空がドラゴンボールによって子供に戻ってしまうこともあり、『Z』よりも『無印』に雰囲気が近い作品で、アドベンチャーやコメディの要素が多めになっています。
タイトルの『GT』は鳥山先生が命名したもので『Grand Touring(壮大なる旅)』という意味が込められています。
ちなみに鳥山先生はGTにおいて一部のキャラデザインはしましたが、ストーリーの制作には関わっていません。
ドラゴンボール超

魔人ブウとの戦いから4年後の世界を描いたアニメで、鳥山先生が初めてアニメの原案を担った作品です。
ドラゴンボールZの劇場版『神と神』と『復活の「F」』のストーリーを汲み、その続きを描いた作品となっています。
神の気を得た悟空とベジータが破壊神をはじめとした強敵たちと戦いを繰り広げます。
キャラクター原案も鳥山先生が担当しています。
ドラゴンボールDAIMA

魔人ブウとの戦いから1年後を描いた作品です。ストーリー原案とキャラクターデザインも鳥山先生が行っています。
ドラゴンボールにより小さくなってしまった悟空と仲間たち。突如現れた謎の青年グロリオの案内もあり、誘拐されたデンデを救うため魔界へと乗り込みます。
プロデューサーの伊能氏いわく「今までのアニメシリーズと比べると鳥山先生の関与の深さが違う」とのこと。
改とZの違いについてや、どっちを見るべきか解説

『ドラゴンボール改』はアニメ『ドラゴンボールZ』をデジタルリマスター(デジタルリマスターとは?)によって再編集した作品です。
改とZの違いを下記にまとめてみました。
改とZの主な違い
・Zにあったアニメのオリジナルストーリーが改ではカットされている
・『Zが全291話』なのに対し『改は全159話』と約半分
・デジタルリマスターにより、改の方が画質や音質が良くなっている
・主題歌や挿入歌の変更
・一部声優の変更
大きな違いとしては
アニメオリジナルストーリーの有無でしょう。改ではオリジナルストーリーがカットされています。
『Z』のオリジナルストーリーでは悟空がピッコロとともに運転免許を取りに行ったり、クリリンの彼女であるマロンちゃんが登場したりと日常的なものが多めになっています。
画像や音声についてですが、筆者は違いを感じることが出来ませんでした。むしろ『Z』の影山ヒロノブさんのOP曲が恋しくなってしまった。
『Z』と『改』どちらを見るべきかは人によって違うので、下記にまとめてみました。
改を見た方がいい人 (全159話) | Zを見た方がいい人 (全291話) |
・アニメオリジナルストーリーに興味がない人 ・サクサク続きが見たい人 ・画像や音声にこだわる人 | ・ゆっくり時間をかけて見たい人 ・アニメオリジナルストーリーが気になる人 |
筆者個人の意見では『改』をオススメ。話数を見てもわかるとおり、結構な数のオリジナルストーリーが間に入ります。
特に一気に観たい方は『改』の方がスッキリ観れるんじゃないかなと思います。
あとがき
アニメのドラゴンボールシリーズもDAIMAで6作目となり、様々な形でストーリーが展開されてきました。
これだけ作品が派生すると設定や辻褄が合っていない部分がどうしても出てきてしまいますが、それぞれのシリーズに名シーン、感動シーンがあります。
私たち視聴者がアニメを楽しめるのも、アニメーターの方々の血の滲むような努力があってこそでしょう。
これからも感謝の心を忘れずにアニメを楽しんでいきたいですね。
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