
『孫悟飯ビースト』は映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』で登場した孫悟飯の新しい変身形態です。
劇中では圧倒的な強さで、それまで苦戦していたセルマックスを撃破しました。
その様は本家の人造人間セル編で無双の強さを見せた『超サイヤ人2』の孫悟飯を思い出させてくれます。
実は、映画スーパーヒーローの後日談が漫画『ドラゴンボール超』で描かれていることはご存知でしょうか?
そこではなんと『身勝手の極意に変身した悟空』と『孫悟飯ビースト』の夢の対決が実現しているのです。
この記事では孫悟飯ビーストの戦闘力の考察や、悟空の身勝手の極意とどちらが強いのかを検証していきます。
この記事でわかること
・孫悟飯ビーストの強さがわかる
・悟空の身勝手の極意とどちらが強いかわかる
孫悟飯ビーストとは?

『ドラゴンボール超』における孫悟飯の新しい変身形態です。
前述した通り、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』にラスボスとして登場するセルマックスとの戦いの最中に
師であり、最愛の仲間であるピッコロを、セルマックスにボコボコにされてしまいます。
それを見た悟飯は激怒し、孫悟飯ビーストに覚醒を果たしました。
仲間たちから
「潜在能力はピカイチ」
「怒って力を引き出せば誰よりも強い」
と言われてきた悟飯。孫悟飯ビーストの力も彼の潜在能力によるもので、漫画『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編では
「オレはサイヤ人としてではなく1人の人間として進化する道を選んだ」
というセリフを残しており、孫悟飯ビーストは『超サイヤ人』のようなサイヤ人の力に頼った変身ではなく、どちらかと言えば
『アルティメット悟飯』のような自身の潜在能力を覚醒させた変身と言えます。
実際に鳥山先生も
「少年時代の覚醒イメージをベースにして、悟飯独自の進化を遂げています。彼の中の野獣が目覚めた感じから孫悟飯ビーストにしました」
と言っています。しかし、悟飯の潜在能力はもはやチートのレベルですね…。
孫悟飯ビーストの戦闘力を考察

『孫悟飯ビースト』は映画スーパーヒーローで急に悟飯が覚醒し登場したため、実際どのくらい強いのかわかりにくく、気になっている方も多いのではないでしょうか?
ここでは孫悟飯ビーストの戦闘力を2つの戦闘シーンから考察していきます。
セルマックス戦から考察
登場シーンは短いですが、その中でも圧倒的な強さを見せています。
変身した直後に巨大なセルマックスの拳をまともに喰らいますが、微動だにしません。
セルマックスのパンチが弱いわけではなく、むしろ凄まじい衝撃波を伴うほど強烈なパンチでした。
この事から孫悟飯ビーストが圧倒的な防御力を有している事がわかりますね。
攻撃力も凄まじく、パンチに対してカウンターで放ったキックは巨大なセルマックスを吹っ飛ばし、受けたセルマックスはこれまでにないほど苦しむ姿を見せていました。
トドメに使用した『魔貫光殺砲』も凄まじい威力であることは明らかで、気を溜める際には大量のスパークがほと走り、セルマックスの巨大なエネルギー弾を貫通。
減衰することなく、そのままセルマックスのコアを貫き、宇宙空間へと消えていきました。
劇中のわずかな登場時間だけでも、圧倒的な強さであることがわかりますね。
悟空の身勝手の極意との戦いから考察
漫画『ドラゴンボール超』の102、103話にて身勝手の極意に変身した悟空と戦うことになります。
2人の戦いは凄まじく、戦いで巻き起こる衝撃だけでビルス星の地面はえぐれ、ウイスが観戦する仲間たちを守るためにバリヤをはるほどです。
途中で悟飯が気を高めると、スピードとパワーがさらに上昇。ベジータが驚くほどの速さを見せ、パンチの風圧だけで衝撃波がほと走るなど、ビーストの潜在能力を見せつけます。
戦いの最中にビーストの力について悟飯自身が
「キレそうになる直前まで気を高めてそれをコントロールするというか…」
と言っていますが、それを聞いた悟空は今ひとつ理解できていない様子でした。
少なくとも気を極限まで高めることで戦闘力を一時的に高めることができるのは確かで、ベジータの反応を見るに
ここまで高めた気をコントロールすること自体が特別な才能のようです。
戦闘力考察まとめ
悟空と悟飯の戦いを観戦していたウイスは、孫悟飯ビーストを「特別な才能をもっている」と評価しています。
また、その時隣にいたビルスが気にくわない表情をしていたのが印象的でした。
むしろこのビルスの反応が孫悟飯ビーストの強さを証明していると思います。
少なくとも孫悟飯ビーストが
破壊神たちや身勝手の極意に匹敵する戦闘力を持つのは間違いなさそうです。
身勝手の極意とどちらが強いのか考察

ここでは『孫悟飯ビースト』と、悟空の最強形態である『身勝手の極意』のうち、どちらが強いのかを考察していきます。
前述した通り漫画版では親子の夢の対決が実現しています。
最初に結論だけ述べると
悟空の身勝手の極意の方が強いと考えています。
その理由を3つの点から解説していきます。
身勝手の極意について簡単に説明
対戦相手である悟空の身勝手の極意についても軽く触れておきます。
身勝手の極意はウイスたち天使や全王様に仕える大神官が得意とする神の技で、無意識に敵の攻撃を回避することができるほか、精度が高まると身体能力も大幅に向上させる事ができます。
悟空の最強の変身技であり、特に漫画版ではジレン戦のほかにもモロ戦などで大活躍しています。
身勝手の方が強い理由3点
まず最初に書いた通り、身勝手の極意の方が強いと見て良いでしょう。
理由としては以下の3点です。
①気を高めた後、孫悟飯ビーストが息切れしていた。
②1度は攻撃を命中させたが、その後命中させた描写がない。
③悟空によそ見をする余裕が見られ、そもそも本気を出していない可能性が高い。
順番に解説していきます。
①孫悟飯ビーストが息切れしていた
圧倒的な回避力を誇る身勝手の極意に、攻撃が当たらず苦戦する孫悟飯ビースト。
そこで気を極限まで高めコントロールすることで、身勝手の回避力を上回るスピードを発揮するという荒技を見せます。
ようやく身勝手の極意に攻撃を命中させますが、その直後に息切れする描写が描かれています。これは気を高めることでエネルギーを消費し、スタミナが削られたことを意味しているのでしょう。
対して悟空はダメージがゼロでは無いものの、決定打には程遠い状態。ビーストは必死に攻撃を当てたものの消費したエネルギーと釣り合っていないことがわかります。
このまま戦い続ければ、ビーストの方がスタミナ切れになっていた可能性は高いでしょう。
②1度攻撃を命中させたあと、攻撃を命中させたシーンがない
これについては、色々考えられます。
悟空がわざと一度悟飯の攻撃を受けた可能性もありますし、悟飯が気を高める隙が無かったのかもしれないし、悟空が悟飯の攻撃を見切ったのかも知れません。
攻撃を当てたあとはあっさりと戦闘が終わってしまうのでなんとも言えませんが、どちらにせよ
ビーストでも身勝手の極意に攻撃を当てるのは難しいということがわかります。
③戦闘中によそ見をする余裕があった悟空
一撃当てるのにも苦戦していた悟飯に対して、悟空は相変わらず高い回避力を発揮。序盤はビーストの攻撃を受けつけていませんでした。
逆に圧倒的な速さでビーストの背面に回り込むと、蹴りを入れそこからコンビネーションを決めています。
さらに後半ではビーストの激しい攻撃を捌きながら、別のことを考え、よそ見をする余裕まで見せています。
このシーンでは、戦いながらタイプが似ていると感じた『悟飯とブロリーをマッチングさせる』ことを考えていたようです。
ブロリーのことをチラ見した上、その直後悟飯に一撃入れる余裕まで見せました。
まとめ
以上の3点から
『身勝手の極意』の方が『孫悟飯ビースト』より強いと判断しました。
しかし、悟飯はまだビーストに覚醒して間もないこともあるので、まだまだ伸び代がありそうです。
可能ならいずれ全力の2人の対決を見てみたいですね。
あとがき
『ドラゴンボール超』では活躍の機会が少なくなっていた悟飯でしたが『怒り』という幼少期からお馴染みのスイッチによって覚醒、復活してくれました。
『ビースト』というネーミングは一見悟飯らしくないようにも思えますが『激怒→暴走』という流れは幼少期から健在で
怒りという本能任せの力で敵を薙ぎ倒していく様は、まさにビーストという名にふさわしいのではないでしょうか。
今後もこの新形態で暴れまくって欲しいところですね。
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