マジュニア徹底解説!ピッコロ大魔王との違いは?ストーリーでの活躍や必殺技を紹介【ドラゴンボール】

「マジュニアとピッコロ大魔王って違うの?」

ピッコロ大魔王の若いころの姿に瓜二つの『マジュニア』

それもそのはず

ピッコロ大魔王が死に際に吐き出した卵から生まれたのがマジュニアです。

悟空たちの仲間であり、みなさんがよく知る『ピッコロ』とも同一人物となっています。

この記事ではマジュニアの年齢や身長はもちろん、ピッコロ大魔王との違いも説明。

また天下一武道会での活躍や、必殺技も徹底解説していきます!

この記事でわかること

・マジュニアの年齢や身長、性格がわかる

・ピッコロ大魔王とマジュニアの違いがわかる

・天下一武道会での活躍がわかる

・マジュニアの必殺技がわかる

初期の敵だったころのピッコロを知る・おさらいすることで、さらに好きになること間違いなし!ぜひ最後まで読んでください!


※この記事はネタバレを含みます!!

マジュニアってどんなキャラ?

鳥山先生いわく『生まれ変わったピッコロ』であるマジュニア。

生誕から性格面、ルックスについても掘り下げていきます。

概要

声優古川 登志夫(ふるかわ としお)
初登場(漫画)其之その百六十一『孫悟空 勝つ‼』
初登場(アニメ)124話『雲の上の神殿』

マジュニアの初登場は漫画・アニメどちらにおいても、卵から生まれた直後になっています。生まれた瞬間から服を着ており、言葉もしゃべっていました。

しっかりと登場して活躍をはじめるのは漫画では166話、アニメでは133話となっています。

マジュニア誕生!ピッコロ大魔王の意思を継ぐ

冒頭でも述べましたが、ピッコロ大魔王が悟空に倒され、死ぬ間際に口から卵を吐き出します。この卵から生まれたのがマジュニア。

卵を遠くへ吐き飛ばす
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

卵を遠くへと吐き出す。悟空は満身創痍、仲間たちも気付かなかった。

息子のような存在ですが、より正確には分身的な面もあり

ピッコロ大魔王の記憶や必殺技なども受け継いでいます。

生まれてすぐに悟空に対し「カタキ殺す」と復讐心を燃やしているのもそのためですね。ピッコロ大魔王の使っていた必殺技もだいたい使用できます。

実は悪人じゃない?性格について

生まれた時から悟空に恨みを持っていたり、平和が嫌いと発言しているマジュニア。自身の目的として父の野望であった世界征服をかかげています。

しかし根っこの部分はピッコロ大魔王とは異なっており、現に作中では結果的にではありますが

一般人をむやみに殺害するといった描写はありません。

天下一武道会では「ここにいるすべてのやつらを一瞬のうちに消し去る」と発言した魔光線は悟空に跳ね返され不発。

他にも超爆裂魔波を放って島の大部分を破壊しますが、この時もすでに観客は逃げた後でした。

超爆裂魔波の威力
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

超爆裂魔波のとんでもない威力。観客が残っていれば大惨事だっただろう。

「世界中に知らせておけ‼ピッコロさまの天下がよみがえるのだ‼」

そう言ってアナウンサーと悟空の仲間たちをのぞいて、観客を全員逃がしています。もちろん生かすことで世界に広めてほしいという目的もあるでしょうが、ムダな殺生はしたくないようにも見えますね。

また武道会初戦においても、途中からクリリンの実力を認め名前で呼びます。試合後には「たやすくこの世をものにできんようだ」と自分を戒めますが、この時すでに『武道家としての誇り』が野望の前提にあるように感じますね。

標的はあくまで孫悟空
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

目的はあくまで悟空。世界征服は二の次なのがわかる。

さまざまな理由がありますが、この頃から根っからの悪人ではないことがわかります。

またサイヤ人編以降のクールなイメージと違って、口数が多い印象があります。初めて人とたくさん喋れたので、嬉しかったのかもしれませんね。

マジュニアと名乗る!由来は?

天下一武道会に出場するため、正体を隠すためにピッコロが名乗っていた『マジュニア』

名前の由来は“魔”族の息子(Jr.)ということ。

ちなみに英語版だと『Piccolo Jr.』という表記のようですね。

マジュニアを語るピッコロ
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

のちの天下一武道会でもマジュニアを使って出場。パニックにならないようにと気遣いを感じる。


年齢・身長・外見

年齢(ギリギリ)2歳
誕生日5月9日
身長/体重226cm/116kg(成人時)
性別なし

ここからは簡単にプロフィールを解説していきます。性別に関してはのちにマジュニアがナメック星人であることが判明しますが、性別が存在しない宇宙人であることが発覚しました。

年齢

まずは年齢と誕生日について解説していきます。

ピッコロ大魔王を倒した後に生まれたので3歳に満たないのは当然ですが、あまりにも人格ができあがっていますね。

誕生日については、ピッコロ大魔王が王座についた「ピッコロ記念日」が5月9日ですが、この日のうちに倒され卵を排出。そしてマジュニアが生まれました。

第23回天下一武道会が5月7日のため、マジュニアはギリギリで2歳ということになります。

ピッコロ記念日が決定
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

キングキャッスルを襲い、国王の座を奪ったピッコロ大魔王。この日のうちに悟空に倒され、マジュニアの卵を吐き出す。


身長

ここでは身長について解説。

第23回天下一武道会でも悟空(175cm)と比べて頭一つ分以上は大きいので、すでに成人時の226cmに近いのではないでしょうか。

悟空とマジュニア 身長対比
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

明確に比較はできないがマジュニアの方がはるかに身長が高い。

マジュニアは生まれてすぐこそ2頭身ちょっとの小さい姿で描かれていますが、アニメではわずか1年で成人に近い体になったとされています。

外見

最後に外見について解説します。

見た目はピッコロ大魔王に酷似していますが、鼻に違いが見られます。ピッコロ大魔王はわし鼻なのに対し、マジュニアはスッキリとした鼻になっており、より若々しく見えますね。

マントを羽織っており、下には紫の道着を着用。頭にはトレードマークでもあるターバンをつけています。シーンによってマントを脱いだり、ターバンを外したりとパターンも様々。

ターバンを外すと2本の触覚があらわになります。

変わらない服装のピッコロ
©バード・スタジオ、とよたろう/集英社
「ドラゴンボール超」より引用

『ドラゴンボール超』になり、作画がとよたろう先生になった今でも服装は変わらない。

服装はずっと変わりません。それどころかのちに「かっこいいやつを」と言って、悟飯にも同じのを用意するほど気に入っている様子。

しかしマジュニア……いえ、ピッコロといえばこの服装と言えるほど、とても似合っている格好だと思います。

ピッコロ大魔王との違いは?

大魔王の生まれ変わりを宣言
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

姿はピッコロ大魔王の若返った姿にそっくりで、記憶も受け継いでいるマジュニア。目的も同じ世界征服となっています。

存在も『分身=同一人物』と言えますね。しかし性格においては異なる点が多く見られます。

ここでは『ピッコロ大魔王とマジュニアの性格と能力の違いについて考察』していきます。

性格の違い

大きくわけて3つの違いを下記にまとめてみました。

『ピッコロ大魔王とマジュニアの性格の違い』

①ピッコロ大魔王は殺戮や破壊を楽しむ
→天下一武道会が行われるまでの3年間もふくめ、マジュニアが破壊や殺戮を楽しんだ描写はない。

②ピッコロ大魔王は相手を下に見て、対等な存在を認めない

マジュニアは対戦相手であるクリリンの実力を認めており、ピッコロ大魔王ほど傲慢ではない。

③ピッコロ大魔王は人質をとるなど卑怯な手も辞さない

マジュニアは天下一武道会において最後まで自分の力のみで戦い抜いており、卑劣な手段は一切用いなかった。

※神様が入った瓶を飲み込んでいるが、あれは神様を悟空や仲間たちが解放し、邪魔されるのを防ぐため。マジュニアからすると最悪自死されたりと、神様を自由にしておくと何かと厄介。

上記のようにピッコロ大魔王の性格は、悪そのものであることがわかりますが

マジュニアにおいては絶対悪とは言い難く、純粋な面があることがわかります。(そもそも産まれてから3年しかたってないし、記憶だけで悪に染まりきるのは無理があるのかもしれない)

能力の違い

能力においても、作中の表現に違いが見られます。

・ピッコロ大魔王は口から卵を吐き出し魔族を生み出すが、マジュニアにその描写はない

・マジュニアは再生能力を有しているが、ピッコロ大魔王は不明
(おそらくピッコロ大魔王も再生できるが、タイミングがなかった)

ここから推測するに……

あくまで生まれ変わりであり、経験や記憶は共有しているが魂(人格)と肉体は別物

ということでしょう。

マジュニアの必殺技

ここからは第23回天下一武道会においてマジュニア(ピッコロ)が放った技を、登場順に紹介していきます。

あくまでマジュニア名義での技なので、ピッコロの有名な技である『魔貫光殺砲』などはありません。

光線眼

光線眼
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

一瞬で向いている方向に発射できる。手がふさがっていても使える便利な技。

両目から細い光線を発射する技。

クリリンとの戦いで、追跡してくるエネルギー波を相殺するために放ちました。細くても威力は十分ですね。

悟空との戦いでは両手を組み合い至近距離で放ちましたが、簡単に避けられてしまいました。

伸びる腕

伸びる腕
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

倍以上の長さに伸びる腕。遠くの間合いから仕掛けることができる。

伸ばした腕で相手をつかみ、自分のもとへ引き寄せる技。

クリリンとの戦いでは引き寄せた勢いを利用して、重いパンチを喰らわせました。悟空との戦いではつかむことに失敗し、逆に腕をつかまれ投げ飛ばされてしまいましたね。

残像拳

残像拳
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

残像のせいで目の前にいると錯覚する。実際は超高速で動いているためそこにはいない。

超高速で動くことで残像を残し、相手を翻弄する技。

残像拳を使ってクリリンのかめはめ波を回避し、後ろに回って反撃しました。気を探ることのできる相手には通じないようで、悟空には使用していません。

テレパシー

テレパシーされるシェン
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

一方的にシェンの心の声を読みとった。直接、頭で考えて会話している。

声を出すことなく相手の脳に話しかけることのできる技。

シェンとの試合中では心の声を読みとり、テレパシーでお互い会話をしています。観客席で見ている人には何を話しているのかわかりません。

魔封波がえし

魔封波がえし
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

跳ね返した魔封波は、さらに強い勢いで相手を渦に飲み込む。

相手をとらえ、殺さずに容器に封印する技である『魔封波』

その魔封波を跳ね返し、術者を封じ込める技です。

父であり分身でもあるピッコロ大魔王が、かつて封印された技ということもあり対策はバッチリ。シェンに仕掛けられますが、逆にシェンを瓶に封印することに成功しました。

連続魔光砲

連続魔光砲
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

空中から発射。溜めがないので連続で使用できる。

手からエネルギー波を連続で放つ技。

悟空との戦いでは魔光砲(エネルギー波)を当てた後に、追い打ちをかけるように放ちました。

魔光線

魔光線
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

「ここにいる、すべてのやつらを一瞬のうちに消し去る」ほどの威力がある。

溜めを必要とする、特大のエネルギー波。

武道会場ごと消し去るつもりで悟空に放ちますが、悟空の『超かめはめ波』に打ち負けてしまいました。

超巨身術(巨大化)

巨大化
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

巨大化状態の一撃。パワーについて語られてはいないが強烈そう。

気を溜めて体を大きくする技。

武道会のアナウンサーが「まるで山です」と感想を述べるくらいの大きさまで、体を巨大化できます。大きくなってもスピードは落ちませんが、小回りが利かず悟空には翻弄されてしまいました。

角ビーム

角ビーム
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

怪獣の攻撃にありそうな、個人的にはカッコ良い技。

頭の触覚からビームを放つ技。相手を感電させることができます。

空中で悟空に向けて放ちました。目からビームと同様、手がふさがっていても使える便利な技ですね。

追跡する爆力魔波

爆力魔波1
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用
爆力魔波2
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

両腕に力を溜めてから右手を前に出し、爆発的に気を放つ技。

ピッコロ大魔王が使っていた技がさらにパワーアップしたことで、狙った相手をどこまでも追尾するようになりました。

悟空との戦いでは追尾を利用され、目の前まで引き寄せることで自分自身でダメージを負ってしまいます。

再生

ピッコロの再生
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

瞬時に新しい腕に交換。とはいえ痛そうではある。

自身の失った体をすぐに再生させる技。

悟空との戦いの中、傷を負った腕をみずから引きちぎり一瞬で生やしてみせました。

超爆裂魔波

超爆裂魔波
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

悟空に追い詰められたマジュニアが、最後の賭けとして放った大技。

気を最大に溜め一気に放出することで、自身を中心に大爆発を起こす技。

発動のために腕を組む姿勢で溜めが必要ですが、その価値は十分にある破壊力を誇ります。天下一武道会では島の大部分を爆発に巻き込みました。

爆裂魔口砲(口から気功波)

爆裂魔口砲
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

気付かれずに溜め、一気に放出。奇襲に向いている。

体内で溜めた気を口から放出する技。

悟空が勝利を確信し、アナウンサーがカウントダウンをとっている最中に気を溜め、テンカウントのぎりぎりで起死回生の一撃を放ちました。

溜めていることを悟られないのが利点ですね。

ストーリーでの活躍

ここからはマジュニアの活躍、天下一武道会での試合について解説します。

予選から順に紹介していきますね。

第23回天下一武道会 予選

予選では2試合の様子が1カットずつ描かれています。

片方の試合はデコピンで吹き飛ばしており、もう片方は首を締めあげて持ち上げています。圧倒的な力の差でカタをつけていますね。

マジュニア予選1
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

デコピンで一撃。一般人相手にはこれで十分と言わんばかり。

ちなみに予選の番号は51番でした。

準々決勝 対クリリン

本選の初戦はクリリンと対決。

はじめはクリリンに対し「ザコめ」となめてかかりますが、エネルギー波を誘導に隙をつかれ一撃をもらいます。その後もクリリンの動きやタフさに驚き、考えをあらためます。

クリリンのことを認めたマジュニアは「わずかだけ(実力を)みせてやろう」と発言。ここから一気にたたみかけます。

マジュニアを警戒するクリリン
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

実力をみせると言われ最大警戒するクリリン。

腕を伸ばしクリリンをつかむと、そのまま引き寄せ拳で一撃。反撃にも対応しクリリンを上空に飛ばします。

クリリンは最後のチャンスと『かめはめ波』を放ちますが、目の前にいたのはマジュニアの残像。後ろを取ると両手でクリリンを武舞台にたたきつけました。

勢いあまって殺してしまったと苦虫を噛みますが、クリリンは起き上がり復帰しようと試みます。しかし戦う力が残っていないクリリンはそのまま降参を宣言。

決着がつきますが、起き上がってきた事実がマジュニアにとっては衝撃でした。

クリリンのタフさに驚くマジュニア
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

死ぬどころか気絶すらしていないことに驚き、焦る。

準決勝 対シェン

本選2回戦はシェンと対決。

ちなみにシェンとは神様が人間の体を一時的に借りている姿です。詳しくはシェンの個別記事がありますので読んでみてください▼

シェンはマジュニアを目的として天下一武道会に参加していますが、正体が神様だということを戦う前のマジュニアは知りませんでした。

戦いの最中にマジュニアはテレパシーによって、シェンの心の声を読みます。それによりシェンの正体が神様だということに気付きました。

テレパシーを使い会話する
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

テレパシーを使い、心の声で会話をする二人。

正体を知られたシェン。当初の目的通りマジュニアを封印すべく『魔封波』を放ちます。

しかしマジュニアにとって、この技は予測済み。自身で編み出した『魔封波がえし』を使い、逆にシェンを瓶の中へと封印しようとします。

封印される直前、神様はなんとか「人間の体だけでも返さなければ」と考え憑依を解きます。結果、神様は瓶の中に封印され、残された一般人の人間だけが舞台に残りました。

もちろん戦うことはできず、テンカウントによってマジュニアは勝利をおさめました。

マジュニアに倒されるシェン
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

残ったのはマジュニアと一般の人間だけ。手には神様を封印した瓶が握られている。

決勝 対悟空

決勝戦ではついに悟空との対決。

ピッコロ大魔王編の締めくくりですね。序盤から激しい肉弾戦が繰り広げられます。

空中に投げ飛ばされたマジュニアは連続魔光砲を放ち、悟空から一度ダウンを奪います。しかしマジュニアにとって悟空が様子見をしていることは明らかでした。

「しらじらしいマネはよせ」と言って悟空を立ち上がらせます。

アナウンサーを制すマジュニア
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

悟空が本気を出していないことなどお見通し。アナウンサーのカウントを止める。

その後も激しい攻防を繰り広げる2人。悟空は『超かめはめ波』でマジュニアを倒そうとしますが、神様とマジュニアが命を共有していることで踏みとどまります。

冷酷に徹することができない悟空に隙を見つけたマジュニアは気を最大に溜め、会場ごと消し去るほどの威力を持った『魔光線』を放ちます。

ここでクリリンが「神様が死んでも神龍で復活させればいい」と助言。悟空は再度『超かめはめ波』を放ち『魔光線』に対抗します。押し返すことに成功し、気弾勝負は悟空が制しました。

気弾をぶつけ合う悟空とマジュニア
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

『かめはめ波』と『魔光線』のぶつかり合い。制したのは悟空の方だった。

『超かめはめ波』を受け、ターバンを失ったマジュニア。頭の触覚があらわになり、そのピッコロ大魔王と瓜二つの姿に会場の観客たちが気付きます。

「オレはピッコロ大魔王の生まれ変わりだ‼」

マジュニアが宣言すると、会場にいた観客たちは逃げ出してしまいました。残ったのは悟空の仲間たちとアナウンサーのみ。

静かになった会場で、マジュニアは次の一手として『超巨身術(巨大化)』を使います。はじめは強烈なパワーと変わらぬスピード圧倒するかに見えましたが、これが悪手となりました。

「もっと大きいならやばい」と言う悟空を見て、マジュニアはさらに巨大化。実はこれはただの挑発でした。

マジュニアの口の中から瓶を奪う悟空
©バード・スタジオ/集英社
「ドラゴンボール」より引用

マジュニアを挑発し、巨大化させることで体内に入り込み、瓶を奪取。神様を救い出した。いつもながら悟空の戦いの中での機転はすさまじい。

二人の戦いはさらにヒートアップしていきます。途中で神様が試合を止めに入るも、悟空は「ジャマしないでくれ」と一蹴。真剣に試合にのぞんでいるのがわかりますね。

「勝てる自信がある」という悟空の言葉に怒りを見せたマジュニアは『爆力魔波』を放ちます。この爆力魔波は以前ピッコロ大魔王が使っていたものがさらに強化され、追尾性をもって悟空を追い続けます。

しかしここでも悟空の機転により、マジュニア自身がダメージを負ってしまいました。再生能力を見せ回復するも、追い詰められたマジュニアは最後の賭けに出ます。

腕を組み、その身に最大限の気を溜めるマジュニア。とんでもない気配を感じた悟空は、仲間たちに今すぐここから離れろと促します。

そしてマジュニアは最大の必殺技『超爆裂魔波』を使用し、悟空は真っ正面からそれを受けます。島の大半を爆発に巻き込むほどの威力。マジュニアは勝ち誇り「終わった……」とつぶやきました。

超爆裂魔波により吹き飛ぶ
©バード・スタジオ/集英社 「ドラゴンボール」より引用

マジュニアの切り札である『超爆裂魔波』。車や建物が吹き飛び、津波も起きている。すさまじい威力。

しかし悟空はその爆発になんとかこらえます。立っていることに驚きを隠せないマジュニア。

ひるんだマジュニアに対し、悟空は肉弾戦でラッシュをしかけ『かめはめ波』でダウンを奪います。悟空たちは今度こそ勝ったと思い、アナウンサーを呼んでカウントを始めます。

実はこの間に、マジュニアは誰にも気付かれずに体内で気を溜めこんでいました。カウントが「ナイン」になったところでマジュニアは『魔口砲』を放ち、油断しきっていた悟空の胸を貫いたのです。

爆裂魔口砲
引用元 ドラゴンボール 集英社

多くの読者が驚いたであろう形勢逆転の一撃。さらに、気付かれずに気を溜めたうえで放っていたという衝撃の事実。


起死回生の一手を打ち、再び形勢が逆転。

すでに満身創痍の悟空ですが、以前ピッコロ大魔王が腕一本を残したことにより敗北したことを知っているマジュニア。その教訓を経て、腕と足を折り完全に身動きを封じます。

これでもかというくらい念を入れ、最後のとどめとして空中から全力の『爆力魔波』を放ちます。

地面はえぐれ、悟空とわかるものは残っていません。マジュニアは勝利を確信しました。

とどめの爆力魔波
©バード・スタジオ/集英社 「ドラゴンボール」より引用

マジュニアが放ったとどめの『爆力魔波』。大地が崩れ去るほどの威力。



ところが悟空は『舞空術』を使い、爆力魔波を回避していました。

そしてそのまま舞空術で空中からマジュニアに突進。力を使い果たしたマジュニアは気絶し決着がつきました。

その後気絶したマジュニアは神様にとどめを刺されそうになりますが、悟空によって助けられます。

マジュニアが死ぬと神様も死んでしまうという理由もありますが、宿敵がいなくなるのはさびしいというのが本心です。

悟空に仙豆を与えられ復活するマジュニア。「かならずきさまを倒し世界をいただく」と言い残し、去っていくのでした。

あとがき

今では何の違和感もなく、当たり前のように仲間として登場するピッコロ。

その敵だったころの『マジュニア』について執筆しましたが、記事にしてみてあらためて「悪ではないんだなあ」と感じました。

色々な面で気をつかっている性格も、今と変わらないのではないでしょうか。思慮深さも同じですね。

ピッコロ好きの筆者としては『マジュニア』を知ることで、今まで以上にピッコロが好きになってくれる人が増えたら嬉しく思います。

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