
「モロって何者?」
「モロ編の最後がよくわからない」
「モロについてもっと詳しく知りたい」
モロはアニメ『ドラゴンボール超』には登場しないキャラクターですし知らない人も多いのではないでしょうか。
また『銀河パトロール囚人編(モロ編)』の最後はイマイチ分かりにくく、モロはどうなったのか?気になりますよね。
この記事ではモロの最後について解説するとともに、モロの能力や戦闘力についても解説していきます。銀河パトロール囚人編はアニメで観ることは出来るのかについても解説します。
ドラゴンボール超を全巻読んでいる筆者が解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
・モロが何者なのかがわかる
・モロの能力や戦闘力がわかる
・モロのストーリーでの活躍とモロ編の最後がどうなったのかがわかる
・モロはアニメで観ることができるかがわかる
モロとは何者なのか解説
まず最初にモロとは何者なのかについて解説していきます。ストーリーでの活躍をはじめ、性格や能力、戦闘力についても解説していきます。
ストーリーにおいて
モロは漫画版『ドラゴンボール超』に登場するキャラクターで、漫画版でのみ描かれている『銀河パトロール囚人編』のラスボスにあたるキャラクターです。
銀河パトロール囚人編は漫画『ドラゴンンボール超』の9巻途中~15巻までとなっています。
『星喰いのモロ』と呼ばれ、320もの惑星を破壊した罪で銀河刑務所に1000万年ものあいだ収監されていました。
大界王神の活躍により何とか捕まえることは出来たものの、あまりにも戦闘力が強大なため死刑を執行できるものがおらず、終身刑として投獄し続けるしかなかったのです。
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そして1000万年の間、驚くべき生命力で生き延びていたモロ。同じ囚人である『クランべリ』からドラゴンボールのことを伝え聞くと、ともに刑務所から脱獄を果たすことになります。
元フリーザ軍の上級兵士。以前フリーザやザーボンたちとともに、ドラゴンボールを集めるためにナメック星に派兵された。その際にザーボンに蹴り飛ばされ死亡。
その後『フリーザ一味に殺された者たちを生き返らせる』という願いにより意図せず復活すると、ナメック星を脱出、フリーザ軍を脱退するが逃亡中に銀河パトロールに捕まってしまう。
ドラゴンボールの情報を持っていたクランベリは獄中でその情報をモロに伝え、ともに脱獄を果たした。
クランベリとともにナメック星に向かったモロ。ドラゴンボールを集め全盛期の力を取り戻す願いをかなえると、続けて囚人たちを解放するよう願うのでした。(願いは3つまでかなえられる)
脱獄した囚人たちを仲間につけると、豊富なエネルギーに満ち溢れた地球に目をつけ、悟空たち地球の戦士たちと戦うことになります。
『スピリット(気)の強制分離』を修得したベジータによって、これまで食べてきたエネルギーを分離させられ追い込まれたモロ。
切り札として残しておいた『OG73-I(通称セブンスリー)』を食べることでセブンスリーが持つコピー能力と、バックアップしていた戦闘力にセブンスリーの戦闘力をも上乗せし、自分のものにします。
モロが解放した囚人の1人で、銀河盗賊団のメンバー。
高い科学力を誇る惑星で造られた人口生命体で、首に触れることで相手の能力をコピーすることが可能。技とともに戦闘力をもコピーすることができる。
モロはこの能力を使って、いざという時のために自分の戦闘力をセブンスリーにバックアップしていた。



『元々のモロの姿(上)』の状態から
自身の戦闘力をバックアップしていた『セブンスリー(中央)』を食べることで
『最終形態(下)』へと変化した。この状態では相手の首に触れることで技をコピーすることができる。
上の姿のように最終形態になったモロは悟空たちを全滅寸前まで追い込みますが、メルスの助けもあり悟空が身勝手の極意に完全覚醒。
悟空に追い詰められたモロは、メルスの能力をコピーすることで身勝手の極意の力をも手に入れますが、体が神の力に耐えられずに肥大化してしまいます。
神の力に耐えられる体を求めたモロは地球と一体化。再度悟空を追い詰めますが、地球中の気と神力(ジンリョク)を集めた悟空に額にある水晶を破壊され倒されてしまいました。
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メルスをコピーしたモロ(上)。
額の水晶にはメルスの姿が映っている。一時的に身勝手の極意の能力を発現したが、体がメルスの神の力に耐えられなかった。
地球と一体化したモロ(下)。
モロを倒すと、地球も消滅してしまうとウイスに告げられた悟空。
地球を救うには額の水晶を破壊すればいいと教えられた悟空に、モロは倒されてしまうのだった。
性格
性格は傍若無人で自分の力に絶対の自信を持っています。自分以外の人間を下等生物だと思っており、自分こそが銀河で最も上位の存在であると自負していました。
その傲慢さは星をも喰らい自分の糧とする強力な能力からくるもので、すべての存在が自分の食糧であり、宇宙の生態系の頂点に君臨するモロならではのものと言えるでしょう。
悟空やベジータにとどめを刺さなかったり、悟空たちが一度撤退した際にも
「あれだけエネルギーを持つ人間は珍しい。宇宙に家畜として放牧しておくのもいいだろう。」
などと発言しており、自分以外の生命体は食糧か、自分のために動く兵隊としか見ていないことがわかります。
悟空に追い込まれた際には
「助けてくれ……。」
と誇りよりも自身の命を優先。
生存本能に忠実な反応ですが、モロというキャラクター自体が本能に忠実な生態系の頂点に君臨する生命体ととらえるとわかりやすい?でしょうか。
個人的には悟空とベジータすらも『良質な食糧』としか見ていなかったモロの反応としては違和感を感じました。絶対強者として最後まで誇りを持っていてほしかったですね。
能力
モロには吸収能力をはじめ、さまざまな能力があります。一つずつ紹介していきますね。
吸収能力


星喰いの異名を持つだけあって、惑星をも食べます。物理的にではなく主にそのエネルギーを喰らうことで自身の力を高めることが可能。
それは、その星に存在する動植物も同様で、現に悟空たちは戦いながら知らず知らずのうちエネルギーに吸収されていました。
また、吸収する対象を細かく選別することができるようで、囚人たちと悟空たちが戦っていた際には悟空たちだけからエネルギーを吸収するなど器用な扱い方も可能なようです。
身勝手の極意の悟空が吸収を回避していたことから、物理的で範囲も限定的であることがわかります。
セブンスリーを体ごと直接食べた際には、セブンスリーが持っていたコピー能力を完全に自分のものにしていました。
このことから直接体ごと食べることで、食べた相手の能力も自分のものにすることが可能なようです。
遠隔操作


物体の遠隔コントロール。
物体を思った方向に動かします。相手を押し潰すように地面にはいつくばらさせたり、小惑星などで攻撃する時に使っていました。
探知能力
ドラゴンボールの位置を探知していました。おそらく超能力によるものですが、唯一無二の強力な能力と言えるでしょう。
他にも、悟空たちが気を探るのと同じように生命体の位置も特定可能。
エネルギー譲渡(仲間にバフ)

モロからエネルギーを譲渡されるサガンポ。
他人に自身のエネルギーを分け与えることも可能。それにより部下たちを強化していました。
分け与えるエネルギー量も調整可能なようで、モロから限界を超えたエネルギーを受けた『サガンポ』は強大なエネルギーに体が耐えられずに倒れてしまいました。
モロがポルンガに願って解放してもらった囚人の1人。悪名高い銀河盗賊団のリーダーで、高い戦闘力を誇る。モロに忠実で、非常に速い宇宙船を所持しておりモロの手足となって悟空たちを苦しめた。
星のエネルギーを放出させる


星のエナジーを使った星のエネルギーの放出攻撃。
威力は自身の魔力ではなく、星そのもののエネルギーに依存するようです。
電撃


電撃を放ち攻撃。悟空との戦いではホールドしたのち直接電撃をあびせていました。
まとめ
他にも空を飛ぶことももちろん可能。気功波やエネルギー弾のたぐいも使いこなします。
さらに、宇宙空間で生存することも可能で、惑星からエネルギーを吸収する際にはサイヤ人たちも活動できない大気圏外からきゅうしゅうしていました。
このように多くの能力を持っているモロですが、特筆すべき能力はやはり吸収能力でしょう。この能力により悟空たちは大いに苦しめられることになるのです。
戦闘力
ここからはモロの戦闘力について解説していきます。
能力のところでも書いた通り、モロの吸収能力は強力なもので、これの厄介なところは
戦いながら相手のエネルギーを吸収できることです。
しかも直接触れずに遠距離から吸収可能。これによりモロと戦った悟空とベジータはエネルギーを吸収され続けることで、超サイヤ人にすら変身できなくなっていました。


モロと戦闘中にいつの間にかエネルギーを吸収されていた悟空とベジータ。
戦いながらエネルギーを奪うことができる強力な能力で、元々の戦闘力は悟空たちの方が上だったが、何度も彼らを敗北に追い込んだ。
また、かなりのスピードで吸収できるようで、身勝手の極意(兆)を発動した悟空がようやく回避していましたが、それまで回避した演出はありませんでした。

モロのエネルギーを吸収を回避する身勝手の極意(兆)の悟空。
一応回避可能なようだが、身勝手の極意の回避能力でようやく回避できる発動速度。
圧倒的なタフさもモロの強さの1つで、身勝手の極意(兆)に変身した悟空の攻撃を受け続けても決定打にはならず
「どんだけ頑丈にできてるんだおめぇの体は」
と様々な敵と戦ってきた悟空に言わしめました。このタフネスさも、モロの強さの一因であることは間違いないでしょう。
前述したとおり、最終決戦ではセブンスリーを直接喰らうことでコピー能力をも手に入れ
『バックアップしていた戦闘力』に『セブンスリーの戦闘力』も上乗せすることで悟空たちを全滅寸前まで追い込みました。
今までの敵キャラと違い純粋な戦闘力の高さよりも、強力な能力に焦点を当てた
ドラゴンンボールでは珍しいタイプの敵キャラと言えるのではないでしょうか。
最後はどうなった?モロのその後は?再登場する?
ここからはモロ編のラストシーンと、モロの再登場の可能性について解説していきます。
モロ編のラストシーンについて考察
ラストシーンでは悟空がモロの額にある水晶を破壊することで、地球と一体化していたモロを撃破していました。
ですが何故モロだけを消し去ることができたのでしょうか?これは筆者の予想になりますが
『メルスの能力をコピー』
→『モロの体がメルスの神の力に耐えられず肥大化』
→『水晶を破壊することでメルスの能力と神の力がモロの制御下から外れる』
→『メルスの神の力が解放されモロを内部から破壊・消滅させた』
地球が助かった要因は不明ですが
『ウイスの助言通り水晶を破壊したから上手くいった』
という解釈よりはマシかなと個人的には思います。
モロの再登場の可能性は?
前述したとおり消滅してしまったことを考えると、再登場の可能性は限りなく低いでしょう。
ですがそこはドラゴンボール。フリーザも復活していますし、今後アニメなどで銀河パトロール囚人編が放送されモロの人気が高まれば………
さすがにないか(笑)
モロ編はアニメで見ることはできる?
結論から言うと現時点ではアニメで銀河パトロール囚人編(モロ編)を観ることはできません。今後放映される可能性は、ゼロではないと考えています。
筆者が読んだ限り銀河パトロール囚人編は漫画版ドラゴンボール超の中で最高のシナリオだった
と思いますし、アニメまたは劇場版で放送される可能性は十分にあるのではないでしょうか。
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あとがき
漫画版ドラゴンンボール超において、もっとも強烈な印象を与えた敵キャラクターはモロと言っても過言ではないでしょう。
セブンスリーの戦闘力をも自分のものにし、悟空の体を一撃で貫いたシーンは読者に絶望を与えました。
まだ読んでないという方は銀河パトロール囚人編を一度読んでみることをオススメします。
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