画像をクリックすると各キャラクターの項目に飛べます
少年編(1話~134話)主要キャラクター
ピッコロ大魔王編(135話~194話)主要キャラクター
DRAGON BALL(ドラゴンボール)のキャラクターを登場順に紹介します。
このページで紹介するのはアニメ版にて『無印』と呼ばれている少年編からピッコロ大魔王編終了までのキャラクターとなります。
この記事でわかること
・無印に登場するキャラクターたちの登場順がわかる
・主要キャラクターたちの無印における活躍を知ることができる
・無印で登場するマイナーキャラクターたちの活躍を知ることができる
- 少年編
- 1. 孫悟空「初登場:通常版1巻(完全版1巻)1話」
- 2.ブルマ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)1話」
- 3.ウミガメ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)3話」
- 4.亀仙人「初登場:通常版1巻(完全版1巻)3話」
- 5.ウーロン「初登場:通常版1巻(完全版1巻)5話」
- 6.プーアル「初登場:通常版1巻(完全版1巻)7話」
- 7.ヤムチャ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)7話」
- 8.チチ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)11話」
- 9.牛魔王「初登場:通常版1巻(完全版1巻)11話」
- 10.兎・人参化(と・にんじんか)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)17話」
- 11.マイ「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」
- 12.ソバ(シュウ)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」
- 13.ピラフ「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」
- 14.神龍(シェンロン)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)19話」
- 15.クリリン「初登場:通常版3巻(完全版2巻)25話」
- 16.ランチ「初登場:通常版3巻(完全版2巻)26話」
- 17.天下一武道会アナウンサー「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 18.ナム「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 19.ギラン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 20.バクテリアン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 21.ランファン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 22.ジャッキー・チュン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」
- 23.シルバー「初登場:通常版5巻(完全版4巻)55話」
- 24.レッド「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」
- 25.ブラック「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」
- 26.ホワイト「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」
- 27.スノ「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」
- 28.ムラサキ「初登場:通常版5巻(完全版4巻)58話」
- 29.メタリック「初登場:通常版5巻(完全版4巻)58話」
- 30.人造人間8号(ハッチャン)「初登場:通常版6巻(完全版5巻)62話」
- 31.ブヨン「初登場:通常版6巻(完全版5巻)64話」
- 32.ブリーフ「初登場:通常版6巻(完全版5巻)69話」
- 33.ブルマのママ「初登場:通常版6巻(完全版5巻)69話」
- 34.ブルー「初登場:通常版6巻(完全版5巻)70話」
- 35.海賊ロボ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)75話」
- 番外.アラレちゃん一行「登場話:通常版7巻(完全版6巻)81~83話」
- 36.ボラ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」
- 37.ウパ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」
- 38.イエロー「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」
- 39.桃白白「初登場:通常版8巻(完全版6巻)85話」
- 40.カリン「初登場:通常版8巻(完全版6巻)88話」
- 41.バイオレット「初登場:通常版8巻(完全版7巻)93話」
- 42.整列指示オバケ「初登場:通常版9巻(完全版7巻)98話」
- 43.占いババ「初登場:通常版9巻(完全版7巻)98話」
- 44.ドラキュラマン「初登場:通常版9巻(完全版7巻)99話」
- 45.スケさん「初登場:通常版9巻(完全版7巻)100話」
- 46.ミイラくん「初登場:通常版9巻(完全版7巻)101話」
- 47.アックマン「初登場:通常版9巻(完全版7巻)103話」
- 48.孫悟飯「初登場:通常版9巻(完全版8巻)105話」
- 49.鶴仙人「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」
- 50.天津飯(てんしんはん)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」
- 51.餃子(チャオズ)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」
- 52.チャパ王「初登場:通常版10巻(完全版8巻)114話」
- 53.パンプット「初登場:通常版10巻(完全版8巻)116話」
- 54.男狼(おとこおおかみ)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)116話」
- ピッコロ大魔王編
- 55.ピッコロ大魔王「初登場:通常版12巻(完全版10巻)135話」
- 56.ピアノ「初登場:通常版12巻(完全版10巻)135話」
- 57.タンバリン「初登場:通常版12巻(完全版10巻)136話」
- 58.シンバル「初登場:通常版12巻(完全版10巻)137話」
- 59.ヤジロベー「初登場:通常版12巻(完全版10巻)138話」
- 60.国王「初登場:通常版13巻(完全版10巻)149話」
- 61.ドラム「初登場:通常版13巻(完全版11巻)153話」
- 62.マジュニア(ピッコロ)「初登場:通常版14巻(完全版11巻)161話」
- 63.ミスター・ポポ「初登場:通常版14巻(完全版11巻)163話」
- 64.神様「初登場:通常版14巻(完全版11巻)164話」
- 65.シェン「初登場:通常版14巻(完全版12巻)168話」
- あとがき~カリン様を添えて~
少年編
少年編は漫画版の1話~134話(通常版1巻~12巻、完全版1巻~9巻)。
アニメ版では1話~101話となります。
初期のドラゴンボールはコメディよりの冒険ものというイメージでした。ゲームなどで展開される場合、この少年編とピッコロ大魔王編は省略されることが多いです。
なので、無印をあまり知らないという人も多いのではないでしょうか。
これから登場順に、それぞれのキャラクターを紹介していきます。
※この項目には『少年編』でのキャラクターのネタバレを含みます。
1. 孫悟空「初登場:通常版1巻(完全版1巻)1話」

声優=野沢雅子
概要
「オッス!オラ悟空!」のフレーズは超有名。言わずと知れた、ドラゴンボールの主人公です。
家族には育ての親である『孫悟飯じいちゃん』がいましたが、すでに他界しています。モデルは西遊記の孫悟空です。
作中全体を通すとバトル漫画のヒーローとしてのイメージが強い悟空。
しかし、無印の特に序盤においては作品自体がコメディ要素が強かったところがありました。
なのでヒーローというよりは『田舎丸出しのボケ役』であり意外にも『仲間たちに対してのツッコミ役』でもありました。
ピッコロ大魔王編からは完全にバトル漫画にシフトしており、悟空のヒーロー性がより強く描かれるようになっていきます。
無印においては必殺技もギャグとしての面が強いものが多く、グーチョキパーで攻撃パターンを変化させる『ジャン拳』や、サルの真似をして攻撃する『猿拳』。
狂った犬のごとく噛みつく『狂拳』など、序盤ならではのユーモアに富んだものとなっています。
年齢・外見
初登場時は12歳。しかし本人は数え間違えて、14歳だと思っていました。
年齢以上に体は小さく、初期は2~3等身で描かれています。黒髪で前後にボサボサ。作者の鳥山さんいわく「意識はしていないが”鉄腕アトム”の影響があった」そうです。
他には背負っている如意棒と、しっぽが生えているのが特徴的ですね。
ピッコロ大魔王との戦いを終え、それから3年後の天下一武道会の際には、身長が大きく伸びていました。
見た目が大きく変わり、頭にはターバンをつけていたため、久しぶりに会ったブルマたちも最初は悟空と気づかなかったほどでした。
服装は服自体が変わっても、一貫して道着のようなスタイル。動きやすいのが好きなのでしょう。
亀仙人から筋斗雲をもらってからは、移動手段として使っています。
性格
アニメで声を担当した野沢さんが「ま、いいか」というセリフが悟空を象徴していると言っているように、基本的には能天気で軽い性格。
ただし、大切な人や仲間が絡んだときは感情的になります。
死んだ孫悟飯じいちゃんと再会したときには、涙ぐんで胸に飛び込んでいく姿を。
クリリンが殺されたときには激怒して、話も聞かずに追いかけていく人間らしさを見せてくれました。
純粋さが先行して見えずらいですが、心の中には熱いものをしっかりと持っているところは悟空の魅力のひとつですね。
ストーリーにおいて
物語のはじまりでは、死んだじいちゃんの形見(ドラゴンボール:四星球)とともに、パオズ山で暮らしています。
木を切ったり、動物を狩って食べるなど自給自足している野生児。ずっと山奥で誰とも会わずに生活していたため、世間知らずなところが多いです。
そのためバカだと勘違いされやすいですが、むしろ頭の回転は良く、特に戦闘時のセンスは抜群で戦闘IQも非常に高いです。
初登場時から人間離れしており『クマに勝てる』『車を持ち上げられる』『銃に撃たれても平気(痛いだけ)』と超人的。
亀仙人のところでは身体能力をはかるために行った100メートル走において『8秒5』という数字をたたき出しています。
そんな悟空が冒険に出ることになったのは、ドラゴンボールを探しにきたブルマとの出会いがキッカケ。
「女と会ったら優しくしろ」という、じいちゃんからの教えを守り、ブルマのドラゴンボール集めを手伝ってあげます。この出会いがなかったら物語はぜんぜん違うものになっていたかもしれませんね。
冒険に出て外の世界にふれていく悟空。ドラゴンボールを集める旅の途中で、たくさんの人たちを救っていきます。
強い相手と戦う機会も多くなり、次第に武道家としての強さを追求。亀仙人やカリン様、ミスターポポなど、さまざまな師と出会う中で成長していきます。
強い相手と戦うことにワクワクする純粋さが、悟空の強さの源になっているのでしょう。
また、無印の最後にはマジュニア(ピッコロ)にとどめを刺そうとした神様を止めます。心の中で「もっと修行して強くなれ」と、ついさっきまで敵として戦っていたマジュニアを激励。
この懐の深さは『もっと強いヤツと戦いたい』という利己的な感情から生まれたものですが、結果的にこの先多くのキャラクターを救っていくことになります。
さらに、ラストシーンでは武道会中に結婚したチチと筋斗雲で飛び去って行きます。この唐突な結婚には、ある意味で悟空の軽い性格と器の大きさがよく表れていますね。
必殺技
必殺技は前述した通り、『ジャン拳』や『猿拳』『狂拳』とバラエティ豊富ですが、悟空の必殺技といえばやはり定番の『かめはめ波』でしょう。
亀仙人が50年かけて編み出した技ですが、悟空は見よう見まねで放ってしまいます。そこから修行を重ね、しっかりとものにしました。
他にも『残像拳』『太陽拳』『舞空術』などの技も見ただけで覚えたのでしょうから、ものすごい戦闘センスの持ち主ですね。
まとめ
じいちゃんを早くに亡くしたり、地球の危機の中心にいたり、若くして結婚するなど波乱万丈な悟空。
しかし、どんなときでも常に前向きで明るい姿は応援したくなりますね。
今や誰もが知っている国民的ヒーローである理由は、こういった純粋さにあるんだなとしみじみ思います。
2.ブルマ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)1話」

声優=鶴ひろみ
概要
夏休みの好奇心から、世界を巻き込んでいく天才おてんばヒロイン。
世界一の大企業であるカプセルコーポレーションの令嬢です。
無印においては活躍の場も多く、モデルである三蔵法師としての立場はそのままに、悟空やウーロン(モデルは猪八戒)、ヤムチャ(モデルは沙悟浄)を引き連れ旅をします。
実はすでに飛び級で大学を卒業。大学で特別講師をしているため、夏休みを利用してドラゴンボール探しの旅に出ました。
西の都にあるカプセルコーポレーションの本社内で、両親とともに暮らしています。
天才発明家の父を持ち、本人も『世界最高クラスの科学力を誇るレッドリボン軍』が、喉から手が出るほど欲しがる『ドラゴンレーダー』を片手間で作ってしまうほどの頭脳の持ち主。
レーダーの他にも作中において、たくさんの発明品を披露します。
年齢・外見
初登場時は16歳。
髪は水色(緑や紫に近いことも)です。初期は髪を後ろに流しての、三つ編みポニーテール。登場のたびに髪型と服が変わるなど、作者のこだわりが強く見られます。
スタイル抜群で、ウーロンや亀仙人が認めるほど(?)。自身もその長所を色仕掛けなどして存分に活かしています。
服装は多くの場合はカプセルコーポレーション製のものか、自身の『BULMA』がプリントされている服を好んで着用しています。名前は気に入ってないとのことでしたが字体は好きなのでしょうか……。
乗り物が大好き。初登場時の自動車の他にもバイク、エアカー、飛行機などさまざまな乗り物をホイポイカプセルに入れて所持しています。運転は必ずしも自分でするわけではありません。
性格
自信過剰で、よく笑い、よく怒り、たびたび泣き喚くなど非常に喜怒哀楽が激しいブルマ。
出会ったばかりのころは、悟空を利用する気マンマンでした。
悟空が四星球を大切にしていることを知りながら、願いを叶えたらドラゴンボールがバラバラになって飛んでいってしまうことも伝えなかったりと、打算的な一面がありました。
他にもお色気担当(亀仙人相手には特に)や、イケメンにはとことん弱いなど何かと属性が多く、キャラが強いです。
そんな自己中心的で傲慢な部分が目立つブルマですが、面倒見が良く、何だかんだで仲間想いでもあります。
ちなみに、清い心を持っていないと乗れない筋斗雲には、乗ることはできませんでした。
ストーリーにおいて
自宅の倉庫で見つけたドラゴンボールに興味を持ち調べたところ、7つ集めると願いの叶う球だと判明。
『ステキな恋人』がほしいという願いのため、ドラゴンボールを集める旅に出ます。その旅の途中で、悟空と出会います。
悟空の強さを目の当たりにしたブルマは自分のボディーガードにぴったりだと考え、一緒に旅に出るよう誘います。
波乱万丈な旅の末に、なんとかドラゴンボールを7つ集めることに成功しますが、ピラフたちに邪魔をされてしまい願い事は叶えられず。
しかし、一緒にいたヤムチャと恋仲になることで、結果的に願いを叶えることができました。
最初のドラゴンボール集めが終わると、作品が少しずつ戦闘がメインになっていくこともあり登場機会が減少。それでも優秀な発明品によって、たびたび悟空たちを救ってくれます。
まとめ
自称『可愛い』『天才』がウリのおてんば娘だったブルマ。
無印の最後では悟空に対し『あんなにチビだった孫くんなのに、いまは山よりも大きく見える』と感慨にふけります。
悟空や仲間たちの成長をブルマは読者とともに見守ってきました。だからこそ、そこにいるだけで安心感を与えてくれると感じるのは、筆者だけではないはずです。
3.ウミガメ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)3話」

声優=郷里大輔
亀仙人と一緒に暮らしている亀。
海をもとめてさまよっていたところで悟空たちと出会い送ってもらうことに。その後、悟空たちにお礼がしたいと言い亀仙人を連れてきます。
物腰がやわらかく口調も丁寧。亀仙人のアホな行動に対して、よくよく厳しいツッコミを入れています。
しかし、本当は亀仙人のことが大好きで、武道家としても尊敬しています。
亀仙人が死んでしまったときや、生き返ったときに涙ぐんでいるところはかわいいですね。
4.亀仙人「初登場:通常版1巻(完全版1巻)3話」

声優=宮内幸平、八奈見乗児(137話にて代役)
概要
別名『武天老師』。武術の達人であり、亀仙流の始祖に当たる人物です。
また、悟空の育ての親である『孫悟飯』や、チチの父親である『牛魔王』の師匠でもあります。
趣味は読書やテレビ鑑賞で、作中においてもエッチな本やテレビをよくよく見ています。
年齢・外見
初登場の時点で319歳と、人間とは思えないほど長生きしていますが、何故ここまで長寿なのかはハッキリと明言されていません。
外見はまさに仙人らしい長い白ヒゲが特徴的で、トレードマークであるサングラスは寝ている時でさえ外しません。
また、当初は亀の甲羅を背負っており、これは修行用の重りとしての役割も担っていました。
性格
おっとりとした性格でのんびり屋。自宅がある小島のビーチで、のんびりとエロ本を読んだり、昼寝をしたりしています。
自他共に認めるエロジジイで、たびたびセクハラ発言をするなどして女性陣(ブルマやチチなど)からは警戒されています。
一方で武道に対しては純粋で強い信念を持っており、弟子たちからの信頼も厚いです。
ストーリーにおいて
初登場時にはウミガメを助けた悟空に筋斗雲を与えました。
この時は武術の達人ではなく、ちょっと不思議なエロジジイでしかありませんでしたが、フライパン山の炎を消す際に真の力を見せつけます。
亀仙人のガリガリの体が、急にムキムキになったかと思うと『かめはめ波』で山ごと炎を消し去ってしまったのです。
その後は修行をつけてもらいに来た悟空やクリリンの師匠として、彼らが心身ともに成長するように厳しくも優しく導きました。
第21、22回天下一武道会においては『ジャッキー・チュン』として、弟子たちをさらなる高みへと導くべく奮闘。悟空たちに世の中の厳しさを身をもって伝えました。
さらに、途中からはヤムチャも亀仙人に師事。敵だった天津飯からも敬われるなど、亀仙人の人望の高さがうかがえますね。
ピッコロ大魔王編では、師である武泰斗がピッコロ大魔王を封印するために編み出した術『魔封波』を使い、再びピッコロを封印しようとします。
しかし、術はあと一歩のところで失敗し、術を使った反動により亀仙人は命を落としてしまうのでした。(のちにドラゴンボールによって生き返ります)
第23回天下一武道会では天津飯に「もうとても、おぬしたちには歯がたたん」と出場を辞退。これを機に一線から退くことになります。
必殺技
必殺技は50年かけて編み出した『かめはめ波』。体内の気(エネルギー)を凝縮して一気に放つ大技です。
ドラゴンボールといえば『かめはめ波』というほど有名な技ですが、まさに生みの親ということになりますね。
他には相手の動きを止めつつダメージを与える『萬國驚天掌』や前述した『魔封波』などがあります。
まとめ
数々の弟子を導いてきた亀仙人。
とくに悟空にとっては人生の先生のような存在で、武術だけではなく学問や常識など、生きるために必要な様々なことを教えてくれた人物です。
よく学び、よく動き、よく遊び、よく食べて、よく休む。ここに亀仙人の人柄や生き様が表れているような気がしますね。
5.ウーロン「初登場:通常版1巻(完全版1巻)5話」

声優=龍田直樹
変化の術を得意とし、通常時はブタのような姿をしています。モデルは西遊記の猪八戒。
とある村にて、気に入った娘を嫁にもらっていくという悪行を繰り返していましたが、通りかかった悟空たちに捕らえられてしまいます。
ちなみに変化して姿をおそろしく見せていただけで、本当はめちゃくちゃ弱いです。なので、悟空じゃなくても退治することはできました。術は5分の間なら何回でも変化できますが、元の姿に戻ってからは1分の休憩が必要と万能ではありません。
とてもエロい性格で、通っていた幼稚園にて先生のパンツを盗んで追い出された過去を持ちます。
そんなウーロンですが、変化の術をつかいブルマの代わりに亀仙人にお礼をしてあげたり、ドラゴンボールに「ギャルのパンティおくれー!」と願うことでピラフの陰謀をつぶしたりと活躍しました。
6.プーアル「初登場:通常版1巻(完全版1巻)7話」

声優=渡辺菜生子
ヤムチャと一緒に暮らしている、青い猫のような姿をしたかわいい生物。
変化の術を得意としており、ウーロンと違って時間制限なく変身できます。また、宙に浮きながら移動することも可能です。
ヤムチャのことを慕っており、身の回りの世話をはじめとした様々なサポートをしています。
天下一武道会でヤムチャが倒れた際には空飛ぶ絨毯に変身して病院に運んでいくなど、心からヤムチャのことを思っているのが伝わってきますね。
7.ヤムチャ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)7話」

声優=古谷徹
概要
荒野に迷い込んだ者たちから、金品を奪って生活している大悪党。
初登場時は悟空が空腹により万全な状態ではなかったとはいえ、悟空と互角に戦うなど高い実力を示しました。
悟空やブルマ、亀仙人との出会いをきっかけに本格的に武道家として活躍していきます。モデルは西遊記の沙悟浄です。
相棒のプーアルとは主従関係というよりも、プーアルが色々と世話を焼いている印象。もともと高い戦闘力を誇っていましたが、亀仙流に入門しその実力をさらに高めました。
Z(サイヤ人編〜魔人ブウ編)においては活躍の場面が少なくなってしまうヤムチャですが、無印では出番も多く、活躍する場面もたくさん(?)見れるはずです。
ヤムチャが好きで、無印を読んでいない方は是非読んでみてください。
年齢・外見
初登場時は16歳。
身長が高くイケメンで、ブルマの初印象は『わりといい男』。公式設定においても数少ない美形キャラクターです。
髪型はちょくちょく変わり、初登場時は荒くれ者らしく荒々しい長髪。その後の天下一武道会に出場した際は短髪になっていました。これはブルマに長髪はダサいと言われたためです。
服装は主に道着を着用しています。初期は緑色の道着。途中からは亀仙流の道着を着ています。
性格
キザで自信家といった印象が強いヤムチャ。それに加えて当初は大悪党として登場しただけあって、目的のためなら手段を選ばない一面もありました。
物語が進むにつれ、武道家としての側面が強く描かれるようになり、真摯に修行に励むなど武道に対しては真面目に取り組む姿が描かれています。
しかし、対戦相手に対しては調子に乗って挑発的な発言をしたりなど、精神面はあまり成長していないようです。
女性を大の苦手としており、ブルマに初めて会った際には、あがってしまい何もできなくなってしまいました。
ストーリーにおいて
悟空たちを追うなかでドラゴンボールの存在を知ったヤムチャ。女性が苦手な性格を治してもらうことで、憧れである結婚に近づこうと画策します。
その目的のためにしつこく悟空たちを追いかけまわし、最終的には共通の敵となったピラフと戦うために手を組みますが、肝心のドラゴンボールへの願いは果たせずに終わってしまいました。
しかし、ブルマからの過度な接触により、いつの間にか女性が苦手なのを克服。図らずも当初の目的を果たし、ブルマとは恋仲に。仲睦まじく西の都で暮らすことになりました。
次に登場した第21回天下一武道会では、トレードマークだったロングヘアーをバッサリ切っていました。予選を難なく突破し本選出場を決めたヤムチャでしたが、1回戦でジャッキー・チュンにあっさりと負けてしまいました。
その後も占いババの館においてはミイラくんに敗れ、第22回天下一武道会では天津飯相手に「あっというまに白目をむかせてやろう」などと負けフラグをたてると、しっかりフラグを回収し負けてしまいました。
このように『愛されるべきやられ役』としてのポジションは無印のころから健在でした。
それも態度が大きいわりにはどこか抜けていたり、キザで悪びれているけど実は仲間想いのいいヤツだったりと、どこか憎めないヤムチャの人柄があってこそだと思います。
必殺技
必殺技は代名詞である打撃技『狼牙風風拳』。凄まじいスピードで連続攻撃を繰り出します。
そのほかには、亀仙人のもとで修業を積んで修得した『かめはめ波』。さらには自由に操作できるエネルギー弾を放つ『操気弾』などを使いこなします。
また初登場時には剣やロケットランチャーも使用しており、相手を倒すことに対して手段を選ばない印象がありました。亀仙流に入門してからは、武術のみで戦うようになりました。
まとめ
悟空の仲間たちの中では、親友クリリンよりもヤムチャの方が登場が早いという事実。このことを意外に感じる人も多いのではないでしょうか。
例のシーンが有名すぎて、今となっては漫画キャラ随一のやられ役として有名なヤムチャ。
無印では悟空たちとの旅や天下一武道会での活躍などで、ヤムチャというキャラクターの魅力を存分に感じることができます。
8.チチ「初登場:通常版1巻(完全版1巻)11話」

声優=荘真由美
幼いころの約束を想い続ける、健気で一途な女の子。牛魔王のひとり娘で、いずれは悟空より強い(?)ときもある、悟空のお嫁さんです。初登場時は12歳。
幼少期はウルトラマンのようなブーメランが頭部に付いたヘルメットをかぶっています。服はマントにビキニアーマーと、幼いながらも露出が高め。東北弁のような訛りのあるしゃべり方が特徴的です。
おびえながらも恐竜を倒したり、ヤムチャや亀仙人にも先に攻撃を仕掛けるおてんばっぷり。しかし悪意はなく純粋で、筋斗雲に乗ることができます。
出会ったばかりの悟空はクセのように、相手の性別を確かめようとお股をパンパンと蹴ります。チチは怒りつつも、心の中では「この人のところへお嫁に行くしかない」と考えます。
別れ際にさりげなくチチのほうから「嫁にもらってくれ」と逆プロポーズ。何のことか分からない悟空は「もらえるもんならもらう」と返事をします。
そして約束から7年後、第23回天下一武道会の最中に結婚を果たします。
悟空に会うために武道会に出場しますが、最初は誰か分かってもらえず腹を立てるチチ。成長し、むちゃくちゃ可愛くなった(クリリン談)姿では無理もありませんね。そのまま1回戦で戦うことになり、いつまでたっても気付かない悟空に「おらに勝ったら教えてやる」と告げます。
遠慮なく悟空はチチを衝撃波でふき飛ばし場外。正体を明かされた悟空は約束を思い出し、その責任をとる男らしさをみせました。いつまで経っても迎えにこない悟空に、愛想をつかさず会いに来るのは一途ですね。
早い段階から登場し、しっかりと主人公の嫁というポジションをゲット。悟空にはブルマじゃないの……と思ったこともありました。しかしチチとの愛は深く、お互い振り回すことがあっても分かり合えているベストカップルだと個人的には思います。
9.牛魔王「初登場:通常版1巻(完全版1巻)11話」

声優=郷里大輔
フライパン山に住む大男。モデルは西遊記の牛魔王です。
悟空にとってはのちに妻となるチチの父親であり、亀仙流の兄弟子でもあるので縁が深いです。
ドラゴンボールを探しにやってきた悟空たちは、フライパン山が炎につつまれたせいで、城に帰れなくなっていた牛魔王と出会います。
おそろしいと噂されていた牛魔王ですが、悟空の筋斗雲を見て亀仙人の知り合いだと気付き頼ってきます。その後、亀仙人に炎を消してもらいます。
宝を守るためとはいえ、殺生を行っていたことを亀仙人に叱られます。それからはおとなしくなりますが、よく考えるとおそろしい人物ですね。
のちに登場する時にはカジュアルな服装に身をつつみ、やさしいおじいちゃんになっています。
10.兎・人参化(と・にんじんか)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)17話」

声優=大竹宏
悪党集団ウサギ団のオヤブン。
身体にさわった相手をニンジンにしてしまうという能力を持っています。
とある町にて、ウサギ団に逆らった悟空たちと敵対します。この時、ブルマはニンジンにされてしまいますが悟空が成敗し、如意棒を使って月へと送ってしまいます。
11.マイ「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」

声優=山田栄子
ピラフ一味のひとりで、ドラゴンボールを狙うピラフに付き従っています。
見た目のクールな雰囲気とは違い、レベルの低い下ネタが好きな残念美人。エッチなことには一切耐性がなく、投げキッスも直視できないほど。
パラレルワールドでは、若返ったり恋に落ちたりしていますが、それはまた別のところで。
12.ソバ(シュウ)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」

声優=玄田哲章
ピラフ一味のひとり。
犬の姿をしており、忍び装束を身にまとっています。しかし、忍術が使えるわけではありません。
ピラフたち3人の中ではわりと常識的でツッコミ役ですが、それでも抜けているところは多く、任務遂行能力は低いです。
初登場時での名前はソバでしたが、アニメ化する際に作者である鳥山さんが名前をつけていたことを忘れて、新たにシュウと名付けたという余談もあります。
13.ピラフ「初登場:通常版2巻(完全版2巻)18話」

声優=千葉繁
ピラフ一味のボス。
世界征服の夢を叶えるために悟空たちの持っていたドラゴンボールを奪ったり、ピッコロ大魔王を復活させたりと悪事を働きます。
しかし、肝心なところで気持ちが弱かったり、ドジを働いたりで思い通りにいかないという…。
作中ではさらっと流されていますが、こいつのせいで世界が滅びかけているのですから、とんでもない迷惑野郎です。ちなみに、GTにおいてもピラフたちが発端となり地球が滅びかけます。
科学者としては有能で、戦闘用ロボットのピラフマシンをはじめさまざまな発明品を開発します。頭は良いがマヌケという表現がぴったりでしょう。
14.神龍(シェンロン)「初登場:通常版2巻(完全版2巻)19話」

声優=内海賢二
ドラゴンボールを7つ集めると出現し、願いを叶えてくれる龍。モデルは三蔵法師の馬である玉龍です。
どんな願いもひとつだけ叶えてくれるとのことですが、実際は創造主である地球の神のチカラを超えた願いは叶えられないということで、決して万能というわけではありません。
作中においては『死んだ人間を生き返らせる』という願いを何度も叶えていくことになります。無印ではクリリンや亀仙人など、ピッコロ大魔王一味に殺された人間たちを生き返らせていました。
また、無印においてはピッコロ大魔王によって一度殺されています。この際には神殿にあった神龍の模型のようなものを、ミスター・ポポが修復することで復活を果たしていました。
15.クリリン「初登場:通常版3巻(完全版2巻)25話」

声優=田中真弓
概要
亀仙人のもとに修行をしにやってきた武道家。趣味はカラオケです。
女の子にモテたいという不純な目標のために亀仙流の門をたたきました。そのためか、筋斗雲に乗ることができません。
見た目に反して高い身体能力を有しており、亀仙人がクリリンと悟空の身体能力をはかるために、100メートル走を行った際には『10秒4』という陸上選手顔負けの記録をたたき出しています。
悟空とは亀仙流の兄弟弟子で、ともに修行に励んだライバルであり、親友。無印以降も悟空にとってかけがえの無い存在として重要な役割を果たしていきます。
年齢・外見
初登場時は13歳。
元々は多林寺の僧侶で、おでこのお灸の跡と丸刈りはその名残です。ちなみに鼻が無いのは特異体質で皮膚呼吸ができるからだそうです…。本当に人間なのか?
背丈は小さく、悟空が年齢を重ねると成長するのに対し、クリリンは大人になってもあまり大きくなりませんでした。
服装は初登場時では多林寺の僧服を着用していました。初めて天下一武道会に出場した際に、亀仙流の道着に袖を通し、以降無印においてはほとんどのシーンで同じ道着を着用しています。
性格
亀仙人のご機嫌を取るためにエッチな本をプレゼントしたり、亀仙人の試練で悟空と競走することになった際には、嘘をついて出し抜いたりしています。このようにズル賢い部分が特に序盤は多く見られました。
後に多林寺でイジメにあっていたことが発覚し、天下一武道会にて多林寺の先輩が相手になった際には怖気付くなど、弱気で自分に自信が持てない一面も。
しかし一度信頼した相手に対しては情が厚く、悟空に対しても最初は意地悪な面もあったものの、実力を認めてからはお互いに信頼し合っていました。
ストーリーにおいて
亀仙流に入門した当初は悟空を見下すなど高飛車な態度も目立っていましたが、亀仙人の厳しい修行をともに乗り越えていく中で、少しずつ悟空を認めていきます。最終的には悟空にとって、かけがえのない無二の親友となります。
その後、悟空とともに第21回天下一武道会に出場。最初は緊張や過去のトラウマの影響で実力を発揮できずにいたクリリンでしたが、「思いっきりやってやれ」と悟空に励まされ奮起。すると、次々と勝利をおさめ本選出場を果たします。
本選では1回戦を突破し、2回戦で謎の老人ジャッキー・チュンと対戦。奮闘しますが、ジャッキー・チュンの圧倒的な実力の前に敗れてしまいました。
大会終了後は悟空と別れ、亀仙人のもとで修行を重ねながら成長。さらに3年後の第22回天下一武道会においても難なく予選を突破すると、本選で餃子に勝利するなど爪跡を残しました。
しかし、武道会終了後に悟空の忘れた荷物を取りに行った際、大会出場者名簿を奪いに来たタンバリンに殺害されてしまいます。これに対し、悟空が珍しく感情をあらわにし激怒。いかに悟空がクリリンを大切に思っているかが伝わってきますね。
ピッコロ大魔王との戦いでは死亡していたため、活躍できなかったクリリン。悟空がなんとかピッコロを倒し、神様がドラゴンボールを復活させることで、ようやく生き返ることができました。
さらに3年後の第23回天下一武道会では、身長も伸び成長した姿が描かれています。1回戦で運悪くマジュニア(ピッコロ)と当たり敗北してしまいますが、卓越した動きでマジュニアを驚かせました。
必殺技
力では悟空やマジュニアには敵いませんが、器用に技を使いこなすところは無印のころから健在でした。『かめはめ波』のほかに『舞空術』や追跡する『エネルギー弾』など多彩な技を使いこなします。
作中では、実力者相手に動きや技術を認められることが多く、滅多に他人を褒めないピッコロやベジータが、クリリンの技や動きを誉める描写があります。
クリリンが高い戦闘技術を誇っている証と言えるでしょう。
まとめ
最初から行動が一貫している悟空と比べると、最初は迷いや雑念もあったクリリンでしたが、物語が進むにつれて心身ともに成長していきます。
だからこそ応援したくなるキャラクターの一人ではないでしょうか。
16.ランチ「初登場:通常版3巻(完全版2巻)26話」


声優=小山茉美
くしゃみをするたびに外見と性格が変わる女性。
いわゆる二重人格キャラで、黒髪のすがたの時はおとなしい性格をしていますが、くしゃみをして金髪の姿になると非常に交戦的になります。口調も荒くなり、一人称も『俺』になるなど変化は多いです。
修行中の悟空とクリリンが亀仙人のもとへ連れてきたことにより、カメハウスに居着くことになります。
のちに天津飯のワイルドさに惚れ、後を追いかけて行きました。その後、本編(漫画)での出番はありません。
17.天下一武道会アナウンサー「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=内海賢二
天下一武道会のアナウンサー。
武道会が開かれるたびに出番があり、本編が終了するまでに何度も登場していますが名前などは明かされておりません。
のちにヒゲを生やしたり髪が後退していったりと、年齢とともに見た目も変化していきます。
パニックにより観客がいなくなった際にも実況を続けるプロ根性の持ち主で、一般の人たちの中では珍しく悟空たちの実力に気付いています。
18.ナム「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=塩沢兼人
第21回天下一武道会の本選出場者。
故郷の水不足を救うために賞金を求めて参加する、まじめで純朴な青年です。
2回戦にて悟空と対戦。空中に高く飛び上がり、腕をクロスさせ突撃する『超天空×字拳』を使い攻めてきます。ですが、技を見切った悟空の蹴りによって場外負けになってしまいます。
故郷に水を持って帰れないと悔やむナムですが、ジャッキー・チュンからホイポイカプセルをもらい大量の水を持ち帰ることができました。
19.ギラン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=銀河万丈
第21回天下一武道会の本選出場者。
故郷では暴れものと言われ恐れられている怪獣です。
1回戦にて悟空と対戦。不意打ちからのパンチや、場外負けになりそうになると空を飛んだりと応戦し、得意技の『グルグルガム』は自身の体液を使って、動きを封じ込める技。これにより悟空を苦しめます。
しかし、しっぽが再生した悟空は元気を取り戻します。すると、グルグルガムの拘束を突破。壁を壊す怪力を見せた悟空に、あっさりと降参してしまいます。
20.バクテリアン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=田中康郎→玄田哲章(104話)
第21回天下一武道会の本選出場者。
生まれてから一度も風呂に入ったことがなく、とてつもなくくさい男です。
1回戦にてクリリンと対戦。さまざまなニオイで苦しめますが、自身に鼻がないことに気付いたクリリンに圧倒されます。
最後にはクリリンの屁のニオイでダウンしてしまいます。他人のニオイには耐性はないようですね。
21.ランファン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=川浪葉子
第21回天下一武道会の本選出場者。現武道会の本戦出場者の中では唯一の女性。
1回戦にてナムと対戦。ブリッ子や色仕かけで翻弄するも、目を閉じ無心になったナムの手刀を後頭部に受けてダウンしてしまいます。
ハイレベルな武道会の予選を色仕かけで突破したのでしょうか?ナムが打撃でダメージを受けているところを見ると実力もそれなりにあるのようです。
22.ジャッキー・チュン「初登場:通常版3巻(完全版3巻)35話」

声優=宮内幸平
第21回天下一武道会の本選出場者。
予選をあっという間に突破し、1回戦ではヤムチャに余裕で勝利する謎の老人です。
その正体は亀仙人(武天老師)。弟子たちに『世の中にはまだまだ強いものがいるということを知ってほしい』そう考えた亀仙人が、変装した姿でした。
その思いを胸に2回戦でクリリンを、決勝戦で悟空をやぶり優勝します。そうすることで、弟子たちの士気が上がるように仕向けたのでした。
なお、優勝賞金は武道会後にみんなにごちそうすることで一夜にしてなくなってしまいました。
この姿では『萬國驚天掌』という電気によって相手の動きを止める技と『かめはめ波』を使用します。
次の第22回天下一武道会では弟子たちの成長を目の当たりにし、これ以降の出場はなくなります。ちなみにこの大会にて、天津飯をまっとうな武道家として導くという役目も果たします。
23.シルバー「初登場:通常版5巻(完全版4巻)55話」

声優=銀河万丈
レッドリボン軍の大佐。
レッド総帥からの命令でドラゴンボールを探しているところに、同じくドラゴンボールを探していた悟空がやってきます。
軍のレーダーでは20日間探し続けても見つけられなかったドラゴンボール。それをあっさりと見つけた悟空に、どうやって見つけたのかを力づくで聞き出そうとします。
しかし、悟空に手も足も出ずコテンパンにやられてしまい、レッド総帥から無線で死刑を宣告されてしまいます。
レッドリボン軍は色々な意味で恐ろしい組織ですね…。
24.レッド「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」

声優=内海賢二
レッドリボン軍の総帥。
巨大な組織であるレッドリボン軍を指揮し、ドラゴンボールを集めています。その他にも人造人間を開発していたり、至る所で一般市民を弾圧したりとやりたい放題です。
性格は極めて短気で、部下の失敗を一切許さないという器の小ささが目立ちます。ドラゴンボールを集める目的も、はじめは世界制服のためと思われていましたが、コンプレックスである身長を伸ばすためだったことが判明します。
最終的には部下であり側近であるブラック補佐に「総帥の資格はない」と言われ、銃で撃たれ殺されてしまいます。
25.ブラック「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」

声優=佐藤正治
レッドリボン軍の補佐役。常にレッド総帥のそばで彼のことを補佐しています。
レッドリボン軍による世界征服の実現を強く望んでいます。また、レッド総帥とは対照的に部下に対しては思いやりのあるような発言も多いです。
私欲のために部下たちの命を使っていたレッド総帥を殺害し、自身が総帥となることでレッドリボン軍を立て直そうとします。
しかし、その夢もすぐに悟空によって絶たれてしまいます。肉弾戦で挑むも勝てないと悟り、バトルジャケットに乗りこみますが、破壊され爆発してしまいました。
26.ホワイト「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」

声優=玄田哲章
レッドリボン軍の将軍。北の寒い地に建てられたマッスルタワーを拠点としています。
ジングル村の人々を奴隷のように扱い、ドラゴンボールを探すよう命令していました。ボールを集め終えたら、村人を皆殺しにしようとしていた卑劣な男です。
最上階にたどり着いた悟空に手も足も出ずにいました。そこで、ジングル村の村長を人質にとることで悟空を無力化し、パワードガンを使って倒します。
しかし、悟空を傷つけたことに人造人間8号が激怒。彼に殴られたホワイト将軍は、どこか遠くへ飛んでいってしまいました。
27.スノ「初登場:通常版5巻(完全版4巻)56話」

声優=渡辺菜生子
北の寒い地にあるジングル村の少女。
寒さに凍えていた悟空を家に運んで介抱してくれます。村の事情を説明したのち、悟空に防寒着を貸してくれます。これによりマッスルタワーへ向かうことができました。
のちに漫画の1コマで、二十数年後の大人になった姿を確認できます。人造人間8号も村に一緒にいるようですね。
28.ムラサキ「初登場:通常版5巻(完全版4巻)58話」

声優=青野武
レッドリボン軍の曹長。ホワイト将軍の部下でマッスルタワーの4階を守っています。
さまざまな忍術を使って翻弄してきますが、アタマの方は弱く実力を発揮できないでいます。
悟空には勝てないと悟り、逃げた先で人造人間8号を解放し悟空と戦うよう命令しますが断られてしまいます。
言うことを聞かない8号をリモコンで爆破しようとしますが、悟空に阻止されジャン拳にてダウンさせられます。
29.メタリック「初登場:通常版5巻(完全版4巻)58話」

声優=青森伸
レッドリボン軍の軍曹。マッスルタワー3階の番人であり、今までメタリック軍曹を突破できたものはいないと言われるほどの実力者です。
その正体は実はロボットであり、口からミサイルや右からロケットパンチとそれらしい攻撃を持っています。悟空のかめはめ波で頭を吹き飛ばされてもなお、動き続けるメタリック将軍。強さと同時におそろしさも感じるシーンでした。
しかし、動力である乾電池が切れてしまったため、停止してしまいました。長期戦を見据えては作られていなかったようですね。
30.人造人間8号(ハッチャン)「初登場:通常版6巻(完全版5巻)62話」

声優=飯塚昭三
レッドリボン軍によって作られた人造人間。マッスルタワーの4階と最上階の間にある檻の中に幽閉されていました。
おそろしそうな演出と見た目で登場しますが、優しい心の持ち主で悪いことや戦うことを嫌います。
悟空を倒すように命令されますが、言うことを聞かないことで処分されそうに。そこを悟空に助けられ、仲良くなります。
その後のマッスルタワー内では悟空の助けになり、無事に村長を連れて村に戻ることができました。その優しい心を気に入られ、ジングル村で一緒に暮らすことになります。
ちなみにあだ名の『ハッチャン』は、名前が言いにくいということで悟空が名付けました。本人も気に入り、村の一員になった後もこのあだ名で呼ばれていました。
31.ブヨン「初登場:通常版6巻(完全版5巻)64話」

マッスルタワーの5階にある、秘密の部屋にいる怪物。ホワイト将軍の切り札でもあります。
名前通りのブヨブヨなからだで、パンチやキックなどの攻撃は受け付けません。それだけではなく、なんと『かめはめ波』まで跳ね返されてしまいます。
攻撃方法も多様で、しっぽや舌を使っての攻撃や触角のような部分から電撃を放つこともできます。
苦戦を強いられる悟空でしたが、機転をきかせ壁を破壊。外気の寒さを利用して、ブヨンの体を凍結させバラバラにして勝利します。
昔から悟空の戦闘センスは抜群ですね。
32.ブリーフ「初登場:通常版6巻(完全版5巻)69話」

声優=八奈見乗児
ブルマの父であり、世界有数の大企業カプセルコーポレーションの社長。
1話から登場する便利アイテム『ホイポイカプセル』の開発者です。あらゆる物体を小さいカプセルに収納し、持ち運ぶことができます。他にもドラゴンレーダーを直したり、宇宙船を改造したりと天才科学者ぶりを発揮し、作中でたびたびお世話になります。
捨てられた動物たちを保護したり、悪いことに才能を使う科学者に対して残念に思ったりと、純粋な心を持っています。ただし、自身のホイポイカプセルには大量のえっちな本が入っていたりと、例にもれないエロジジイでもあります。
33.ブルマのママ「初登場:通常版6巻(完全版5巻)69話」

声優=向井真理子
ブルマの母でありブリーフ博士の妻。
おっとりした性格で、非常にマイペース。初期のブルマはそんな母に対してイライラすることも多かったようですね。
天然な雰囲気をまとっていますが、ブルマの恋愛事情をペラペラ話したり、青年になった悟空を見て腕を組んで「デートしましょう」と誘うなど意図的なふしがあります。
ちなみに作中で名前は登場しませんでしたが、作者の鳥山さんはインタビューでもし名前をつけるとしたら『パンチー』と言っていました。
34.ブルー「初登場:通常版6巻(完全版5巻)70話」

声優=古川登志夫
レッドリボン軍の将軍。中隊を率いてドラゴンボールを探していたところに、同じくドラゴンボールを探していた悟空たちが現れ、戦うことになります。
オネエのような言葉づかいが特徴的で、部下に対しては厳しく、失敗を許しません。
女性は大嫌いのようで、ブルマにくっつかれた際には「キモチわるい」と叫びます。また、潔癖症な面もあり部下が鼻をほじっただけで殺したり、ネズミを見てふけつだと過度に嫌がったりします。
その実力はレッドリボン軍でもトップクラス。人間離れした身体能力を持っており、今までの敵とは一線を画す強さを誇っていました。相手の動きを封じる超能力も使いこなし、悟空たちを何度も苦しめます。
持ち前のタフさで生き残りますが、ドラゴンボールを持ってくる任務を果たせなかったことで、レッド総帥から処刑を言い渡されます。その際に、殺し屋である『桃白白』に勝つことができたら許してやると、最後のチャンスをもらいます。
勝つ気マンマンで戦いを挑みますが、舌だけで瞬殺されてしまいます。これにより、さらに桃白白のおそろしさが印象付けられました。
35.海賊ロボ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)75話」

海賊の基地を警備しているロボット。海賊の基地は、海の中にある洞窟内部にあります。
ドラゴンボールを探していた悟空たち。ブルー将軍に追われ、海の中の洞窟に入っていったところ、そこは海賊の基地でした。内部に侵入すると、お宝を守るために海賊ロボが動き出します。
かなりの高性能で頑丈な上に高い攻撃力を誇り、持っている剣やマシンガン、尻尾のような部位からは電撃を放つなど多彩な攻撃を仕掛けてきます。
最終的には悟空によって上空からジャン拳をくらい破壊されました。
番外.アラレちゃん一行「登場話:通常版7巻(完全版6巻)81~83話」

81話〜83話限定でアラレちゃんたちがゲストとして登場します。
ブルー将軍にドラゴンボールを奪われてしまった悟空。追いかけている途中でペンギン村に辿り着きます。
漫画『アラレちゃん』に登場するたくさんのキャラクターたちが出てきており、ファンサービスのような回になっています。
話の中ではドラゴンレーダーを則巻千兵衛が(正確にはターボくんが)直してくれたり、アラレちゃんがブルー将軍を頭突きでふっ飛ばすなどして活躍します。
36.ボラ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」

声優=銀河万丈
聖地カリンを守護している一族の戦士。息子のウパとともにカリン塔の下で暮らしています。
レッドリボン軍がドラゴンボールを奪いに聖地カリンを襲撃。その時に悟空と出会い、カリン塔の伝説を教えてくれました。
銃弾を身体で受け止めても無傷など、人間離れした強さを誇ります。しかし、その後レッドリボン軍の刺客としてやってきた桃白白にはアッサリと殺されてしまいました。
最終的には悟空が集めたドラゴンボールの願いによって生き返ることができました。
漫画では二十数年後の年老いた姿になっても、聖地カリンを守っている姿が描かれています。
37.ウパ「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」

声優=堀江美都子
聖地カリンを守るボラの息子。強くてたくましい父を目標にしています。
可愛い容姿をしていて、クリリンに初めて会った際には女の子に間違えられていました。
ドラゴンボールでボラを生き返らせようとした悟空。ウパは優しい心を持った悟空を信頼し、カリン塔に登ってみることをすすめるのでした。
悟空たちと共に占いババの館に行った際には、プーアルと組んでドラキュラマンに勝利するなど活躍します。
38.イエロー「初登場:通常版7巻(完全版6巻)84話」

声優=郷里大輔
レッドリボン軍の大佐。
プロペラ機の操縦が上手で、見た目もパイロットのような帽子とゴーグルをしています。ボラの持っているドラゴンボールを奪いに、聖地カリンにやってきました。
その戦いによって、イエロー大佐以外の隊員はボラに返り討ちにあい全滅。そのことを知ったレッド総帥に、1時間以内にドラゴンボールを奪えなかった場合、桃白白のえじきにすると脅されてしまいます。
焦ってウパを人質にとりますが、やってきた悟空にやられてしました。
39.桃白白「初登場:通常版8巻(完全版6巻)85話」

声優=大塚周夫
概要
レッドリボン軍に雇われた『世界一の殺し屋』。鶴仙人の実の弟で、鶴仙流の達人でもあります。
料金はひとり始末するごとに1億ゼニーですが、作中で雇ったときは『殺し屋さん20周年キャンペーン』で半額セールを実施していました。
このように、おちゃめな発言や行動(?)も多いですが、その実力は本物です。最初の依頼としてブルー将軍を舌だけ使い瞬殺すると、悟空をも倒しドラゴンボールを奪っていきます。
第23回天下一武道会にて再登場した際には、殺し屋として稼いだ大金を使って自身をサイボーグと化していました。目的は悟空への復讐と鶴山流を見限った天津飯を倒すことです。
本戦の第1試合で天津飯と対戦。本人はサイボーグと化して数倍もパワーアップしたと言っていましたが、ピッコロ大魔王との死闘や、さらなる修行を経てパワーアップした天津飯の敵ではありませんでした。
年齡・外見
ぱっと見は中年男性ですが、想像がつかないほどの高齢で、なんと291歳。兄である鶴山人や、亀仙人と同じように何故この歳まで生きているのかは謎です。
髪型は三つ編みのポニーテールで、三つ編みの先端をリボンで留めています。
服装は胸の部分に『殺』の文字が入った、桃白白オリジナルの鶴山流道着を着ています。愛着があるようで、悟空のかめはめ波ボロボロにされた際には、すぐに道着を新調していました。
サイボーグ姿では、頭部が機械化しており戦闘中には手や腕なども機械化していることがわかります。
性格
プライドが高く自分の実力に自信を持っていて、ことあるごとに『世界一の殺し屋』であることを自身で明言しています。
残虐な性格で人を殺めることを何とも思っていません。殺し屋なので当然なのでしょうが……。
また、悟空に追い詰められた際には剣や爆弾を使うなど、目的のためなら手段は選びません。
必殺技
得意技は指から気功波を放つ『どどん波』。その威力は四星球越しに受けた悟空が気絶するほどで、もし四星球に守られていなければ死んでいたでしょう。さらには体術はもちろん、剣術をはじめとしたさまざまな武器を使いこなします。
サイボーグ化したあとは体に内蔵された兵器も使用します。左手には剣が仕込まれており、右手から『スーパーどどん波』を放つことができます。
まとめ
悟空が負けたシーンがはっきりと描かれる最初の悪役でもあります。ふざけた登場とは裏腹にとてつもない実力を持ってもり、悟空が手も足も出ずに負けるなど読者に絶望感を与えました。
彼の登場を皮切りにして『バトル漫画ドラゴンボール』へと、本格的に移行していったと個人的には感じています。
40.カリン「初登場:通常版8巻(完全版6巻)88話」

声優=永井一郎
聖地カリンにそびえ立つカリン塔、そのてっぺんに住む仙猫。年齢はなんと800歳を超えているとのこと。
カリン塔の上から地上の様子を見守っています。桃白白に勝つために、超聖水を求め塔を登ってきた悟空に修行をつけてくれます。心を読むことができ、見た目とは裏腹に、武術の神と言われるほどの強さを誇ります。
飲めば力が何倍にもなると言われていた超聖水は、実はただの水だったというオチ。圧倒的な強さを持つカリンと手合わせすることこそが、悟空にとってこれ以上ない修行となっていたのでした。
ピッコロ大魔王編ではピッコロを倒すために修行をつけてもらいにきた悟空に『超神水』を与えます。これはインチキだった超聖水と違い『超神水』を飲み、その猛毒に打ち勝ったものの隠れ持っている力を引き出してくれるというものです。
超神水を飲むことでパワーアップした悟空はみごとピッコロ大魔王を打ち破りました。
さらには1粒で10日間もの飢えをしのぐことができ、瀕死の重症でも回復できる仙豆も育てていたりします。悟空が亀仙人からもらった筋斗雲も元々はカリン様の巨大な筋斗雲を分けてもらったものです。
モデルは作者の鳥山さんが飼っていた猫だそうです。
41.バイオレット「初登場:通常版8巻(完全版7巻)93話」

声優=杉山佳寿子
レッドリボン軍の大佐。
登場は2コマしかありませんが悟空たちの妨害がなかったとはいえ、いとも簡単にドラゴンボールを持ち帰っています。
有能さは垣間見えるものの、原作ではこれ以降の出番がない謎の多いキャラクターです。アニメでは女性キャラが少ないこともあり、登場シーンが増えていました。
42.整列指示オバケ「初登場:通常版9巻(完全版7巻)98話」

声優=田中亮一
占いババの宮殿で整列の案内をしているオバケ。ぷかぷかと浮いています。
貧血で倒れてしまったクリリンに輸血してくれたりと、宮殿内でのサポートもバッチリです。
ドッカンバトルというゲーム内においては、敵の行動を1ターン遅らせるという有能なアイテムになっています。
43.占いババ「初登場:通常版9巻(完全版7巻)98話」

声優=滝口順平
砂漠の湖に宮殿をかまえる老婆。亀仙人の姉ですが、彼より年齢は200歳以上離れているとのこと。亀仙人ですら300歳を超えていますので、やはり普通の人間ではないのでしょうか。
未来を読む能力を持つ、百発百中の占い師です。ただし、占ってもらうには1000万ゼニーか、占いババの選んだ5人の選手と戦って勝たなくてはいけません。
実は死後の世界である『あの世』と、現世である『この世』を行き来できる存在。こんなことができるのは、作中においては神を除くと占いババしかいません。あの世から死んだ武術の達人をスカウトして働かせています。
子供である悟空に対し「いずれ世界を救うであろう」と予言。のちに死んだ悟空を1日だけ生き返らせてくれたりと、活躍の場は広いです。
44.ドラキュラマン「初登場:通常版9巻(完全版7巻)99話」


声優=戸谷公次
占いババの宮殿に登場する最初の選手。青白い肌に、白目はピンク色で、ボクサーのような姿をしています。
吸血攻撃を得意とし、姿を一瞬でコウモリに変えて飛ぶことができます。その動きでクリリンを手玉に取ったのち、貧血状態にして勝利をおさめます。
しかし、次の対戦相手であるプーアルとウパにはあっさりと敗北してしまいます。吸血鬼の苦手なニンニクのニオイや、身体を十字架に見せかけた攻撃(?)に逃げ出してしまうマヌケぶりを披露しました。
45.スケさん「初登場:通常版9巻(完全版7巻)100話」

声優=大竹宏
占いババの宮殿に登場する2人目の選手。透明人間のため姿が見えません。
その特性を活かしヤムチャを苦戦させますが、クリリンの機転により透明な体に亀仙人の鼻血をかけます。そうすることで可視化させることに成功し勝利をおさめました。
画像などで見る赤いスケさんは、亀仙人の鼻血を浴びた姿ということになりますね…。
鼻血はブルマのぽろりを亀仙人に見せることによって無理やり出させるという荒業でした。
46.ミイラくん「初登場:通常版9巻(完全版7巻)101話」

声優=飯塚昭三
占いババの宮殿に登場する3人目の選手。全身が包帯でぐるぐる巻きになった姿で、ガッシリとした体つきをしています。
ここからは占いババが『悪魔の便所』と呼ぶ、石像の舌の上で戦うことになりました。下には落ちるとひとたまりもない猛毒の沼がある、おそろしいステージです。
先の戦いを勝ち抜いたヤムチャ。しかし、ミイラくんには手も足も出ずに負けてしまいました。
次の悟空との戦いでは、一転してダメージすら与えることができません。逆にパンチ一発で気絶させられてしまいました。悟空の成長がうかがえますね。
47.アックマン「初登場:通常版9巻(完全版7巻)103話」

声優=池水通洋
占いババの宮殿に登場する4人目の選手。翼や角に尻尾まで生えており、名前のように悪魔のような姿をしています。
実は過去に天下一武道会で2度の優勝経験をもち、いつもは5人目の選手として主将をつとめていた実力者です。
しかし、そんな実力をもってしても、成長著しい悟空の相手にはなりませんでした。占いババから「お前ほどの者がだらしない」と言われたアックマンは、とっておきの必殺技を放ちます。
この必殺技『アクマイト光線』は、持っている悪のこころをふくらませ爆発させるという、とんでもないもの。ですが、悪のこころを一切持っていない悟空には効果がありませんでした。
その後は三又の槍を使って応戦しますが、本気を出した悟空の蹴り一発で退場してしまいました。
ちなみにアクマイト光線がフリーザに通用するかどうかという話ですが、個人的には通用しないと思っています。サイヤ人編において餃子の超能力がナッパに通用しなかったように、アックマンのアクマイト光線も、戦闘力の差がありすぎてフリーザには通用しない可能性が高いです。
しかし作中で界王神の金縛りがスーパーサイヤ人2状態の悟飯に効いたシーンもあるので、単純な戦闘力だけでは結果が予想できないところもあります。
仮にアックマンが修行で強くなれるのであれば、彼の強さに応じて技の性能も上がっていくでしょう。もし強くなったアックマンがアクマイト光線を使ったなら作中でも最強クラスの技になった可能性はありますね。アクマイト光線は夢のある技だと思います。
48.孫悟飯「初登場:通常版9巻(完全版8巻)105話」


声優=阪脩
占いババの宮殿に5人目の選手として登場。はじめは仮面で顔を隠していますが、悟空からはうれしいニオイがすると勘づかれます。その正体は、悟空の育ての親である孫悟飯じいちゃんでした。
小柄ですが、宮殿の戦士の中で最強の実力者。亀仙人の一番弟子であり、牛魔王とは兄弟弟子で悟空にとっては兄弟子でもあります。年齢は存命であれば92歳、悟空を拾った時点で79歳でした。
大猿になった悟空に踏みつぶされ、死んでしまっていた孫悟飯でしたが、占いババのチカラであの世から1日だけ帰還させてもらっていました。試合前の一礼をしつけたりと親心を持って試合にのぞみますが、悟空の成長を目の当たりにすると満足し、自ら負けを認めます。
じいちゃんが正体を明かしたときに、嬉し泣きしながら飛び込んでいく悟空の姿はほほえましいですね。今後も悟空の成長を見守ることを告げると、あの世へ戻っていきました。
49.鶴仙人「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」

声優=永井一郎
亀仙流のライバルである鶴仙流の生みの親。初登場時で302歳と人間離れした高齢です。
鳥が羽を広げたような髪型が特徴的で、鶴の被り物をしています。サングラスがトレードマークなのは亀仙人と変わりませんね。
若いころは亀仙人とともに武術の達人である武泰斗のもとで修行していました。兄弟弟子ではあるものの、亀仙人とは仲が悪く武術の道も正反対へとすすんでしまいます。
弟子たちに対し『勝つためには手段を選ぶべきではない』という非道な教えをたたきこんでいます。この教えが原因で、正々堂々と戦いたいという天津飯と仲違いをしてしまいます。
言うことを聞かない弟子たちに腹を立てて殺そうとしますが、亀仙人がギリギリのところでかめはめ波を放ち、どこか遠くへ飛ばしてしまいました。
そんな鶴仙人ですが、天津飯を達人に仕立て上げただけでなく『舞空術』『太陽拳』『気功砲』など優秀な技を次々に生み出しています。このことを考えると、流派の開祖としては非常に優秀だったと言えるでしょう。
50.天津飯(てんしんはん)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」

声優=鈴置洋孝
概要
武闘家としての誇り高さに定評がある、鶴仙流一の使い手。餃子とは兄弟のような絆で結ばれています。
他にも背中から腕を生やしたり、4人の人間に分身することもできるなど、特殊な体質を持った『三つ目人』という宇宙人の末裔です。
当初は桃白白のような殺し屋を目指していましたが、天下一武道会で亀仙人に元来の誠実さを見破られ、自身の過ちに気付きます。
趣味のバレーボールを得意としており、餃子と一緒に遊んでいるようです。これをヒントに『排球拳』という技まで編み出していますので、よほど好きなのでしょう。
年齢・外見
初登場時は20歳。187cmと高身長です。体格だけ見ると純粋な地球人に近いですが、額にある第三の目が特徴的。
髪型は丸坊主で、作中においてずっと変わらずにこのままです。
初登場時は鶴山流の道着を着ていますが、戦闘になると大半のシーンでは上半身を脱いで戦っています。
第23回天下一武道会では道着の『鶴』の文字が『天』に変わっていました。
性格
鶴山流の教えを受けていたため、当初は残忍な面もあった天津飯。しかし根は真面目で誠実なため、亀仙人の言葉に心を動かされ、本来あるべき誠実さを取り戻しました。
クールで言葉数は多くありませんが、心うちには熱いものを秘めています。特にこと戦いにおいては正々堂々、真っ向勝負を好み、己の強さに絶対の自信とプライドを持っています。それと同時に強い相手や、自分の過ちを認める器の大きさも兼ね備えています。
ストーリーにおいて
第22回天下一武道会にて、鶴仙流の1人として出場。前述の通り当初は桃白白のような殺し屋になることを目標にしており、言動や行動も少し乱暴。1回戦にて、ダウンして意識のないヤムチャの足をあえて折るなど、非道な面を見せます。
しかし、この大会において武天老師(亀仙人)や悟空と戦うなかで、自身の中にある『武闘家としての誇り』を認識。さらには、汚い手を使ってでも、天津飯を勝たせようとする鶴仙人と思想が食い違います。
これをキッカケに鶴仙流と決別し、ふっきれた気持ちでのぞんだ決勝戦にて悟空に勝利。運も重なっての結果で、本人はあまり納得していない様子ですが、作中で悟空に勝つ数少ない人物の1人ですね。
すっかりと心を入れ替えた天津飯。ピッコロ大魔王編では元からあった正義感もあって、ピッコロの世界征服を阻止しようと悟空たちとともに戦います。
武天老師や餃子が先に殺されてしまった際には、自身の命を投げ出してでも差し違えようと修行します。そして、ピッコロを封印できる唯一の方法と言われた『魔封波』を習得します。想いの強さがあらわれていますね。
第23回天下一武道会では1回戦で兄弟子のサイボーグと化した桃白白を難なく打ち破ります。2回戦で成長した悟空に敗れてしまいますが、新たな技である四身の拳で悟空を翻弄するなど、成長も見せてくれました。
必殺技
天津飯は必殺技を多く持っており、武舞台をまるごと消し去るほどの威力のかわりに自らの命をけずる『気功砲』や、光によって相手の目を眩ます『太陽拳』が代表的です。
今では見ない技としては背中から2本の腕を出し戦う『四妖拳』、相手をボールに見立ててレシーブ・トス・アタックの3段攻撃を仕掛ける『排球拳』、残像ではない実体が4人に分身する『四身の拳』も使用します。また、とても器用で、悟空の『かめはめ波』を一度見ただけで自分のものにできる柔軟性を見せました。
まとめ
硬派で真面目なイメージが強い天津飯。しかし、照れ屋ですぐに顔を赤くするかわいい一面もあります。決別した鶴仙人や桃白白に対しても恩を感じており、最後まで気遣う優しさを持っています。
戦いは正々堂々ですが、くじ引きの当たりを不正する意外な一面も。このように、たくさんの顔を持っている魅力的なキャラクターなのです。
51.餃子(チャオズ)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)113話」

声優=江森浩子
概要
ちょっと不思議でかわいい、鶴仙流の使い手。天津飯の唯一無二の相棒でもあります。
無表情で何を考えているのかわからないこともある餃子。当初は鶴山流の教えの影響もあってか残忍な部分も見受けられました。
しかし対戦相手であるクリリンの言うことに素直に反応したり、鶴山人に天津飯を勝たせるために悟空の妨害を指示された際には「天さん初めて思いっきり戦ってる。ボクも試合終わりまで見たい」と鶴仙人に逆らっています。このことからも根は純粋な心の持ち主で、天津飯のことを大切に思っていることがわかります。
超能力を得意としており、天下一武道会では本選のトーナメントを決めるクジをコントロールしていました。他にも相手を腹痛にし、動きを封じることなどもできます。
年齢・外見
初登場時は15歳。138cmと小柄です。白い肌に赤いほっぺた、くりくりとした目が特徴的で、キョンシーのような見た目をしています。
服装は鶴山流の道着を着ています。第23回天下一武道会では道着の『鶴』の文字が『餃』に変わっていました。帽子を取ると一本だけちぢれ毛があり、クリリンに対し「うらやましいか」と言うなど誇らしい様子。
他のキャラクターと違って、年齢を重ねても見た目が変わることはありません。
性格
天下一武道会でのクリリンとの言い争いや、試合中の反応を見ていると純粋無垢な子供のようです。
純粋さと同時に勇敢さも持ち合わせており、鶴山人に背いた際や、ピッコロ第魔王編では恐れながらもそれに立ち向かう勇気を見せてくれました。
ストーリーにおいて
第22回天下一武道会にて、鶴仙流の1人として出場。この大会では1回戦でクリリンと戦います。超能力を使い優位に立ちますが、クリリンから算数の問題を出されたことにより金縛りを継続できず敗北。算数ができないほか、右と左もわからないなど勉強はイマイチのようですね。
天津飯と悟空の戦いでは、鶴仙人から命じられるがままに、観客席から超能力で悟空の邪魔をします。しかし、正々堂々と戦いたいという天津飯に心を打たれ、鶴仙人の指示に反抗。殺されそうになっても天津飯を支持するところに男気を感じますね。
その後は心を入れ替えた天津飯と行動をともにし、ピッコロ大魔王編では悟空たちと一緒に戦います。ピッコロ大魔王の願いを阻止しようと、隙をついてドラゴンボールに願いを言おうとしますが、その際に殺されてしまいました。
ドラゴンボールによって生き返った餃子。第23回天下一武道会では、予選でサイボーグ桃白白に敗れてしまいました。
必殺技
必殺技は鶴仙流の『どどん波』。桃白白や天津飯は単発で放っているのに対し、空中から連射したり溜めて放ったりとバリエーションが豊富です。もしかすると、2人より使いこなしているのかも…。
『舞空術』も非常に得意で、前触れ無しに直立不動のまま急にふわふわと宙に浮き、自由自在に飛び回ります。
前述の通り超能力も使うことができ、そのバリエーションも豊富です。物体を遠距離から操作したり、相手の動きを止めたりすることが可能。テレパシーに関しては、天津飯や鶴山人も使用可能です。
まとめ
餃子は周りの仲間たちに比べると戦闘力の面では高くありませんが、勇気ある行動が目立つキャラクターだと思います。
兄弟弟子である天津飯のことが大好きで、天津飯のためならどんな厳しい状況でも力を出せるところに強く魅力を感じます。
52.チャパ王「初登場:通常版10巻(完全版8巻)114話」

声優=柴田秀勝
第22回天下一武道会の予選にて悟空と対戦。
以前に出場したときには相手から1度もかすられもせずに優勝した経験がある実力者です。
『八手拳』といわれる、あまりにすばやい動きで腕が8つに見えるという打撃技を使いますが、悟空は難なくさばきます。結局、1度もダメージをあたえることができないまま悟空の蹴りを受け、敗退してしまいました。
ちなみに次の天下一武道会でも悟空と対戦しますが、やはりリベンジはかないませんでした。
53.パンプット「初登場:通常版10巻(完全版8巻)116話」

声優=森功至
第22回天下一武道会の本選出場者。
回転しながら登場したり、パンチやキックの演舞を披露したりと目立ちたがり屋です。
1回戦にて悟空と対戦。他のふたつの世界武道選手権で優勝しており、この大会で勝つことで世界完全制覇をねらっています。
しかし、天下一武道会は甘くはありませんでした。挨拶がわりにパンチを繰り出すも悟空から「あんましすごいパンチじゃなさそうだね」と言われてしまいます。そのまま試合開始するとひじうちで1発(実は3連打)でダウンしてしまいました。
54.男狼(おとこおおかみ)「初登場:通常版10巻(完全版8巻)116話」

声優=平野正人
第22回天下一武道会の本選出場者。
満月を見ると人間になるという、狼男とは似て非なる体質の持ち主です。ちなみに勘違いすると「あんな下品なバケモノと一緒にするな」と怒ります。
1回戦にてジャッキー・チュンと対戦。前回の大会でジャッキー・チュンが月を壊したことで人間になれなくなったことを恨んでいます。
その恨みをぶつけようとしますが、攻撃をあてることもできず敗北します。
試合後、月を壊してしまったお詫びとしてジャッキー・チュンが男狼に催眠術をかけます。すると、クリリンの頭を満月と思い込むことで人間に戻ることができました。
ピッコロ大魔王編
ピッコロ大魔王編は漫画版の135話~194話(通常版12巻~17巻、完全版10巻~13巻)。
アニメ版では102話~148話となります。149話~153話はアニメオリジナルです。
ここからはバトル漫画へと本格的に変化。クリリンの死から始まり、街がひとつ消されて世界が巻き込まれることに。亀仙人や餃子と仲間たちも死んでいき、雰囲気も少しずつ重くなっていきます。
ゲームなどでもよく取り上げられるサイヤ人編以降(アニメではここからがドラゴンボールZ)のドラゴンボールを見たことがある人は『ピッコロ』の存在は知っているでしょう。この時点では『マジュニア』と呼ばれる彼の登場や、最初はどのような立ち位置だったのかという点は特に楽しめるのではないでしょうか。
ここからも登場順に、それぞれのキャラクターを紹介していきます。
※この項目には『ピッコロ大魔王編』でのキャラクターのネタバレを含みます。
55.ピッコロ大魔王「初登場:通常版12巻(完全版10巻)135話」

声優=青野武
世界征服をたくらむ悪の大魔王。
皆さんのよく知る『ピッコロ』と名前は同じですが、別のキャラクターです。
見た目は緑色で、龍のような皮膚を持っています。2本の触角と、尖った耳が特徴的。口から卵をはき出すことで、魔族の部下を生み出すことができます。
300年前、亀仙人の師である武泰斗が命とひきかえに封印することに成功。しかし、ピラフ一味によって封印は解かれ、再びこの世界を支配しようとします。
世界征服のために行ったのは、過去にピッコロ大魔王を封印した『魔封波』を使えるものが現れないよう、武闘家たちを抹殺すること。それとドラゴンボールを使い、老いた自分を若返らせて絶対的なパワーを取り戻すことでした。
悟空や亀仙人を退け、若返ることに成功したピッコロ大魔王。戦える武闘家たちも少なくなり、もはや世界は自分のものとなったと思っていました。しかし、カリン様のところで超神水を飲んでパワーアップを果たした悟空に倒されます。
悟空にやられ、死ぬ直前に卵を残していきます。これが、皆さんがよく知るのちの『ピッコロ』。そういった経緯もあり、初めは父であるピッコロ大魔王の恨みをはらそうと行動するのです。
使用する技は、右手で溜めて左手を振ることで爆発を起こす『爆裂魔光砲』。街を1つ消し飛ばすほどの威力を持ちます。戦闘では使っていないので、何か弱点があるのでしょうか。悟空との戦いでは主に、全身に気を溜めて手からエネルギー波を放つ『爆力魔波』を使います。しかし、こちらも溜める際の隙を悟空につかれてしまいました。
彼の登場により、ドラゴンボールは一気にシリアスな雰囲気に。なんといっても、ピッコロ大魔王編の始まりであるクリリンの死は衝撃的でした。圧倒的な強さと、恐怖によって全世界が巻き込まれていく様はパニック映画顔負けです。
56.ピアノ「初登場:通常版12巻(完全版10巻)135話」

声優=平野正人
ピッコロ大魔王から生み出された魔族のひとり。
戦闘には参加することなく、いつもピッコロ大魔王のそばにひかえ、参謀のような働きをしています。
身を案じて発言したり、大型飛行艇の操縦をしたりと活躍しますが、悟空に殴り飛ばされたピッコロ大魔王と衝突して命を落とします。
57.タンバリン「初登場:通常版12巻(完全版10巻)136話」

声優=中尾隆聖
ピッコロ大魔王から生み出された魔族のひとり。
天下一武道会の会場にある武道寺にてクリリンを殺害すると、過去の出場者名簿とドラゴンボールを奪っていきます。怒りを爆発させた悟空はあとを追いかけますが、大会直後でお腹が空いており実力が出せずに返り討ちに合ってしまいます。
その後は名簿にのっている武道家を次々と抹殺。現場に『魔』のマークの紙切れを残していき、ピッコロ大魔王復活の恐怖を世に知らしめようとしました。
6人の武闘家を殺したタンバリンは、ピッコロ大魔王からシンバルがやられた場所へ行くように指示されます。その場所でクリリンの仇を討とうと怒りに燃え、万全の状態で挑んできた悟空に圧倒されてしまいます。逃げ出そうとしたところをかめはめ波で木っ端みじんにされてしまいました。
58.シンバル「初登場:通常版12巻(完全版10巻)137話」

声優=郷里大輔
ピッコロ大魔王から生み出された魔族のひとり。
ドラゴンボールを集めるために追加で生み出した戦士なのでドラゴンタイプにしたそうです。
ずんぐりした見た目の割にすばやく、手から電撃を放って攻撃します。ドラゴンボールを求めてヤジロベーと戦いますが、刀で真っ二つにされてしまいます。
倒されたシンバルは丸焼きにして食べられてしまいますが、ヤジロベーいわく「とてもうまい」とのことです。生まれて間もないため、新鮮だったのでしょうか…。
ちなみに、悟空は「いらねえよこんなの」と食べるのを断っています。意外と美食家な一面もあるのですね。
59.ヤジロベー「初登場:通常版12巻(完全版10巻)138話」

声優=田中真弓
自由気ままな生活をしている食いしん坊。
焼いていた魚を悟空に食べられ、ピッコロ大魔王との戦いに巻き込まれることに。食べること以外には関心がなく、努力が嫌いで自分の命が最優先という分かりやすい性格をしています。
しかし、さんざん文句を言いながらも最終的に助けてくれることが多く、倒れた悟空をカリン塔の頂上まで背負って登ってくれたりと活躍します。いざとなると頼りになるキャラクターですね。
カリン塔を登ってからは住みつき、カリン様と一緒にいることが多くなりました。きっと仙豆でいつでもお腹いっぱいになれるからでしょうね。
余談ですが、悟空いわくクリリンに声がよく似ているそうで、アニメ版だと声優は同じ田中真弓さんが演じています。
60.国王「初登場:通常版13巻(完全版10巻)149話」

声優=八奈見乗児
ドラゴンボールの世界を統べる国王。犬の姿をしていますが、ドラゴンボールの世界においては正真正銘の地球人です。
中の都にあるキングキャッスルにという城に住んでおり、ここから全世界を行政しています。
ピッコロ大魔王編ではピッコロに攻め込まれ、一度は国王の座を奪われますが、悟空が戦ってるすがたを見て世界の命運をたくします。
のちに登場するときにも国王の地位についており、ピッコロ大魔王から世界を救った名もなき少年(悟空)を知る数少ない人物です。
61.ドラム「初登場:通常版13巻(完全版11巻)153話」

声優=郷里大輔
ピッコロ大魔王から生み出された魔族のひとり。
天津飯と対峙したピッコロ大魔王が、自らが手をくだすまでもないと生み出しました。圧倒的なパワーとスピードで天津飯を圧倒し、とどめをさそうとします。
そこに超神水を飲んでパワーアップした悟空が助けに入り、蹴り一発で倒されてしまいました。
62.マジュニア(ピッコロ)「初登場:通常版14巻(完全版11巻)161話」

声優=古川登志夫
概要
悟空に倒されたピッコロ大魔王が、死に際に口から吐き出した卵から生まれました。ピッコロの息子であり、分身のような存在です。
鳥山先生いわく『生まれ変わったピッコロ』
目的は父を殺した悟空への復讐。そして父の野望だった世界征服を果たすことです。
年齢・外見
初登場の時点で3歳。身長は226cm。驚くべきことに、肉体はたった3年という短期間で青年の姿として完成しています。デンデは急に成長なんてしなかったような…?
見た目はピッコロ大魔王に酷似していますが、鼻に違いが見られます。ピッコロはわし鼻であるのに対し、マジュニアはスッキリとした鼻になっておりより若々しく見えます。
マントを羽織っており、下には紫の道着を着用。頭にはトレードマークでもあるターバンをつけています。
性格
父のように残忍で冷酷、悪逆非道と思われますが…、実はそのような描写は特に見当たりません。強いてあげるなら、武道会の予選において対戦相手の首を絞めていますが殺したわけではないし。
単に悟空への復讐と父の悲願を受け継ぐために動いていたのであって、この頃から根っからの悪人ではないことがわかります。
サイヤ人編以降のクールなイメージと違って、口数が多い印象があります。人とたくさん喋れて嬉しかったのでしょうか?
ストーリーにおいて
第23回天下一武道会にマジュニアという仮の名前を使って出場してきます。本選1回戦でクリリンを破り、2回戦ではシェンの放った魔封波を跳ね返して勝利し、悟空が待つ決勝戦へと進出します。
そして悟空との決勝戦では、かつてないほどの激闘を繰り広げます。戦いの最中にターバンが取れた際には、ピッコロ大魔王とそっくりであることが観客たちにバレて大騒ぎになります。ここでマジュニアは自身がピッコロ大魔王の生まれ変わりであることを高らかに宣言。観客席は大パニックに包まれ、仲間たちやアナウンサーを残して逃げ出してしまうのでした。
悟空を多彩な技であと一歩のところまで追い詰めるも、敗北。マジュニアがたった3年間でここまで豊富な知識と技を持っているのは、生まれた時点でピッコロ大魔王の記憶や技のすべてを受け継いでいるからです。
必殺技
技はドラゴンボールの登場キャラクターの中でもトップクラスに多く、前述したとおり初代ピッコロが使用した『爆力魔波』などの技はすべて使用可能。
切り札として使用した『爆発波』は自身を中心に大爆発をおこし、周辺の街や自然もろとも吹き飛ばします。その威力は作中でもかつてないスケールで描かれています。
その他にも、目標を追跡するエネルギー弾を放つ『追尾弾『や、目から電撃のようなものを放ったり、口からもエネルギー波を放つことができます。さらには『巨大化』もできたりとまさに多種多様です。
まとめ
無印において最後のBOSSキャラとして登場したマジュニア。悟空や仲間たちに絶望をもたらしたピッコロ大魔王の姿そのままに、さらに戦闘力を数倍にも増して再び悟空たちの前に立ちはだかりました。
悟空がエネルギー波で胸を貫かれるシーンでは読者に絶望を味合わせると同時に、その先にある勝利の喜びをより大きなものにしてくれました。
63.ミスター・ポポ「初登場:通常版14巻(完全版11巻)163話」

声優=西尾徳
古くから地球の神の付き人をしている神殿の管理者。
表情の変化が少なく、話し方も少しカタコトで感情が読み取りづらいです。ブルマには目がこわいと言われていました。
ピッコロ大魔王さえ倒した悟空を軽くいなすほどの実力を持っています。登場時点では初めて戦う相手の『気』を感じ、相手の動きを察知することができるキャラクターでした。
神様が大好きで、特別な敬意をもって接しています。2代前の神様から仕えており、のちにデンデに代わってからもスタイルは変わりません。ちなみに神龍の模型を作ったのはミスター・ポポであり、破壊されたときにはボンドで直していました。
武術の達人でもあり、心を無にすることで雷よりもはやく動くことができます。作中で仲間たちが神殿を利用することが多く、無印以降もたびたび登場します。
64.神様「初登場:通常版14巻(完全版11巻)164話」

声優=青野武
概要
心優しき地球の神様。
地上の人たちの夢と希望のため、ドラゴンボールを作った神龍とドラゴンボールの生みの親。神様が大好きなミスター・ポポと一緒に、カリン塔のさらに上にある神殿から、地上を見守っています。
滅多に人前に出ることはありませんが、悟空を認め姿を見せると、ピッコロ大魔王の生まれ変わりであるマジュニアの存在を悟空に伝えるのでした。
年齢・外見
年齢は500歳以上。身長はピッコロ大魔王と同じくらいで、250cmとかなり大きいです。
見た目はピッコロ大魔王と同じ姿をしており、龍のような皮膚をしています。神龍を作った人物というのも納得ですね。
服装はローブのようなものを纏い、胸には『神』の一文字が。マントを羽織り、杖を手にしています。
性格
普段は威厳に満ちたまさに神といった雰囲気を纏っていますが、意外にもお茶目で天然な一面があります。
特に人間に乗り移り下界の武道会に参加した際には、およそ神とは思えない言動を見せていました。あえてなのかもしれませんがね。
ストーリーにおいて
ピッコロ大魔王を倒した悟空は、殺された仲間たちを生き返らせるため、カリン塔の上にある神様の神殿にやってきました。神様はピッコロ大魔王を倒すために尽力してくれた悟空の願いを聞き届け、ドラゴンボールを復活させます。
そして、3年後の天下一武道会で相まみえるマジュニア(ピッコロ)との戦いに向けて、悟空に修行をつけてくれることになりました。
さらに、実は神様とピッコロ大魔王は元々は1人の天才武闘家で、同一の存在であったことが判明します。しかし、地球の神を引き継ぐ際に、どうしても自分の中にある悪の心を取り除く必要がありました。その時に分離した、悪の心が実体化したのがピッコロ大魔王です。
分離したとはいえ元々は同じ存在。ピッコロ大魔王の力は分身のマジュニアに受け継がれたので、マジュニアが死ぬと神様も死んでしまいます。
3年後の第23回天下一武道会では、シェンの項目にて後述しますが人の体を借りて出場。尻ぬぐいはさせまいと自分で頑張る姿は、まさに神様らしいのではないでしょうか。なんだかんだでずっと責任を感じていたのでしょう。
マジュニアとの戦いの後は、悟空に後を継いでもらおうと「お前しかおらん」と説得。しかし、自由に生きたい悟空には逃げられてしまいました。
必殺技
作中ではシェンの姿を借りて戦っていますが、この時には『舞空術』と『魔封波』を使用しています。
他にはマジュニア戦にて、気を操り衝撃波のようなものも使用していました。おそらくマジュニアと同じように様々な技を持っていると思われますが、戦闘シーンが少ないため披露する場面はありませんでしたね。
まとめ
威厳はありつつも優しく、少し天然でおちゃめなところもある神様。神殿から地上の様子を見ながら、ずっと責任を果たしたかったのかと思うと不憫です。だからこそ、この結末は誰にとっても嬉しいものになったのではないでしょうか。
65.シェン「初登場:通常版14巻(完全版12巻)168話」


声優=青野武
第23回天下一武道会の本選出場者。前述した神様の項目にあるとおり、マジュニアを倒すために神様が人間の体を借りている姿です。
弱くておっちょこちょいな人間を演出。見た目は普通のおじさんですが中身は神様なのでヤジロベー、ヤムチャと倒していきます。悟空だけは割とはやい段階で正体を勘づいていましたね。
神様は、心優しい悟空が『マジュニアを殺すと神様も死ぬ』ことを知った以上、マジュニアを倒せないと悟ります。そのため、自分で責任を果たそうと大会に出場しマジュニアと対戦。『魔封波』を使い封印を試みます。しかし、1枚上手だったマジュニアに魔封波をかえされてしまい、自らが用意したビンに封じられてしまいました。
それでもなお、シェンの姿では元・天才武闘家と自分で言うだけのことはある戦いっぷりを見せてくれましたね。
あとがき~カリン様を添えて~
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。あらためてみると個性的で魅力的なキャラクターがたくさんいますね。私自身、記事を書いていて楽しかったです。
あのキャラは最初はこうだったなぁ……とか、今と比べて懐かしい気持ちを共感できたら嬉しく思います。また「ドラゴンボールをほとんど知らないよ」という方には、ドラゴンボールを読むキッカケなどになっていただけたら幸いです。
最後に私の好きな『カリン様』カラー版の色を見て笑って締めちゃいましょう。

ドラえもんカラーですね!あ、ちなみにアニメだと体は白になっております。電子書籍のカラー版でも白に修正されていたのは許せませんね(笑)
ドラゴンボールZ以降の登場キャラクターの記事も作成していきたいと思いますので、楽しみに待っていてください。
コメント