【嫌いな人ほど見てほしいのね】全王様をもっと詳しく知ろう!

全王様 アイキャッチ

破壊神シャンパ編のラストに突如現れた『全王様』。悟空からは『全ちゃん』と呼ばれています。

その正体は、ウイスいわく12ある宇宙のすべての頂点に立たれるお方とのこと。かわいらしい姿からは想像ができないその立場に、誰もが驚いたのではないでしょうか。

この記事では、いまだに全容が明かされていない『全王様』の魅力を徹底的に解説していこうと思います。

この記事でわかること

どんなキャラなの?
悟空との関係は?
ふたりいるけど何で?
勝てるキャラはいるの?
嫌い・いらないと言われている理由は?

説明部分はもちろん、シビアな話題にも焦点を当てていきます。

今日から君も一緒に『全ちゃん』マニアになろう!

全王様ってどんなキャラ?

全王様の登場
引用元 ドラゴンボール超 集英社

『ものすごく偉いのは分かるけど、結局何者なの?何ができるの?』にお答えします。

また愛くるしいルックスについてや、純粋で崇高だといわれる性格についても掘り下げていきます。

概要なのね

声優こおろぎさとみ
初登場(アニメ)40話『ついに決着!勝者はビルス?それともシャンパ?』
初登場(漫画)『其ノ十三 優勝宇宙、ついに決定‼︎』
年齢不明(最低でも200億歳以上?)
身長70㎝程度
※参考:1/1サイズ『絶対に逆らえない 全王様クッション』
体重不明(基本は浮いているので軽そう)
戦闘力♾️
好きなもの娯楽・悟空
嫌いなもの退屈・口ごたえ

ドラゴンボールの世界には12の宇宙が存在しますが

その全ての宇宙で一番偉い神様。

かつては18あった宇宙を12まで減らした張本人です。その気になれば一瞬で宇宙そのものを消すことができます。

界王神や破壊神はもちろん、側近である付き人でさえ口を出すことさえ許されません。大神官を含めた天使たちのみ(悟空は例外)がおそれをなさずに接しています。

3頭身の子どものような体型で、界王と同じような服装に『全』の字を上下対称させた模様が入っています。

年齢は不明。ただし神たちの歴史では力の大会が開催時点で王歴おうれき31億の3550万603日、さらに1日が157時間以上あることは確定していますので、その座に就いたのは途方もないくらい遥か昔と考えられます。

気が遠くなるほどの長い間、トップに立ち続ける孤独さは常人では計り知れないものがあるのかもしれませんね。

性格なのね

ビルスいわく「純粋で崇高なお方」

純粋さは垣間見えるシーンも多いですが、それゆえに幼い子のような残酷さも持ち合わせています。アニメ版ではボードゲームに見立てて、どこかの星を弾いたり消したりして遊んでいるシーンは衝撃的でしたね。

崇高が何を指すのかは難しいところですが、12の宇宙の人間レベルの成長は気にかけている様子。

ただし、これゆえにレベルの低い宇宙は躊躇なく切り捨てようとします。

横暴に偉ぶりはしませんが、口を挟まれたり否定されて機嫌が悪くなると「消しちゃうよ?」と言わんばかりの(付き人には実際言った)圧をかけてきます。

一人称は『ぼく』で、語尾には『〜ね』『〜のね』がつくことが多いです。

能力なのね

特筆すべきは、やはり宇宙そのものさえも一瞬で消滅させることのできる力。

未来トランクス編では両手に力を溜め、手を挙げると同時にトランクスのいた並行世界を消し去るシーンが描かれました。また力の大会中では、上に挙げた手を握るだけで敗退した宇宙を消していきます。

破壊神たちが使用する『破壊』にも似ていますが、宇宙そのものを消滅させた際に、力の大会の会場にいる者たちまで消えてしまうことからも

『破壊』の力よりも概念的で上位の能力といえるでしょう。

ここから分かるのは距離で逃げることは不可能。もしかすると時空的な概念で影響が及ばないところ(並行世界など)ならば逃げることもできるかも…と推測します。

戦闘力においては謎につつまれていますが、ビルスいわく「戦いこそしないが、最強」。シャンパは「マジモンの神」と評しているため、いくら戦闘力があっても倒せない可能性はあります。

他には悟空に渡したボタンを押すと、自身の意思に関係なく瞬間移動することもできます。またアニメ版だと反対のボタンを押すと逆に全王様のいる場所に瞬間移動します。

悟空と親友?意気投合している理由は?

全王様と悟空 握手
引用元 ドラゴンボール超 集英社

『全ちゃん』『悟空』と呼び合うほどの親しい仲。

もちろん初めからこうだったわけではなく、悟空の人に対して壁をつくらない性格が後押ししています。

ここではどうやって仲良くなったのかを解説します。

悟空との初めての会話

全王様は破壊神シャンパ編にて、試合の決着がつくと同時に現れました。

「勝手に試合をしていることを注意しに来たが、面白そうだったので全部の宇宙で開催したい」と全王様が提案。その場の全員がひざまずくなか、悟空だけが我先にと明るく返事をします。もちろんタメ口。

とどめに「約束だぞ」と言って握手を求める始末。

それを見た天使をのぞく全員の心中は穏やかではなかったでしょう。

へりくだらない悟空が好き

2度目の邂逅は全王様から王宮へ呼び出しをくらいます。なんと要求は「気に入ったから友達になってほしい」とのこと。

ここで孫悟空くんと呼ぶ全王様に対し『悟空』でいいよとこたえます。じゃあボクも愛称で呼んでと言われ『全ちゃん』というニックネームをつけるのでした。

呼び出しの前は全王様と呼んでいたので一気に距離が縮まった感じがしますね。

その遠慮のないやり取りに界王神は焦り、付き人は気に食わない様子。それぞれ会話の途中に口をはさむと、それに対し全王様は冷静に怒りをあらわにします。やはり必要以上に気をつかわれるのは嫌なのですね。

気兼ねない悟空を気に入った全王様。遊ぶことと友達を連れてくる約束をした悟空に、ボタンを押せば全王様を呼び出せる特別なアイテムを渡すのでした。とても好いている様子が伝わりますね。

悟空だからといって特別扱いはしない

しかし、そんな親しい仲の悟空がいる第7宇宙も特別扱いはしません。

力の大会は人間レベルの低い8つの宇宙を競わせ、1番強い宇宙以外は消してしまうというものでしたが悟空たちの宇宙も例外なくここに含まれていました。

最後に残った選手のみ、超ドラゴンボールに願いを叶えてもらう権利が与えられます。

さらにアニメ版の言及によると

最後に残った選手の願い事が自分勝手なものであったら、勝ち残った宇宙でさえも消すつもりでした。

仕事に私情ははさまないタイプなのでしょう。

全王様がふたり?増えた理由とは?

全王様がふたり
引用元 ドラゴンボール超 集英社

事情を知らない人はそんな1番偉い人がふたりいるの?と疑問に思うでしょう。

結論から述べると1人は現在の全王様。もう1人は未来(トランクスが来た並行世界)の全王様です。

このふたりが一緒にいるのも悟空が原因。これについても説明していきます。

並行世界の全王様

ドラゴンボール超の世界では『並行世界』という概念が存在します。

歴史に介入・改変を行うことで、その前後で二つの世界が誕生してしまうのです。

下記はドラゴンボール超で登場した並行世界の分岐を表したものです。

並行世界説明
引用元 ビッグバン理論


もう1人の全王様は上の画像の『③の未来トランクスの世界の全王様』ということになります。

『③の世界』から『⑤の超本編の世界』に悟空たちがタイムマシンで連れてきたことで、超の世界では全王様が2人になってしまったということですね。

ドラゴンボール超の設定だと⓪〜⑤の世界それぞれに全王様が存在することになります。6人揃ったところも見てみたいですね!

遊び相手を連れてくる約束

上記でも書いた通り『③の未来トランクスの世界』から超の世界に全王様を連れてきた悟空。その理由は以前、遊び相手が欲しい全王様に

「いい友達になれそうなヤツ連れてきてやっぞ」

と言ったことを思い出し、約束を果たすためだったのです。

2人の全王様は出会った瞬間から意気投合。悟空の思惑通り、良い遊び相手になったのでした。微笑ましいですね!

全王様は倒せる?勝てる可能性のあるキャラは誰?

全王様の強さを解説
引用元 ドラゴンボール超 集英社

インフレに終止符を打つべくして生まれたような、まさに『最強』の全王様。

果たして倒すことはできるのか?勝てるキャラクターは存在するのか?

可能性のあるキャラをピックアップして解説していきます。

大神官

大神官
引用元 ドラゴンボール超 集英社

ウイスいわく「私の知る限り、この世界で最強」という大神官。

ウイスですら足元にも及ばないとのこと。

対して全王様には「この世で1番偉いお方」「あの方より上は存在しません」と表現しています。

言葉選びとしては、実力の面で大神官の方がが上回っていると推測します。ただし、これは全王様が倒すことができる前提での話になりますが…。

逆もまたしかりで、宇宙を消す際にも天使たちだけは残しています。単に破壊神などと違い、全王様の直属なので残していると考えられますが、消滅の力の影響を受けない可能性もあります。

何にせよ大神官は全王様の側近ではあるものの、演出的にもあやしい描写が多く『実は裏でコントロールしているのでは?』と思わせるキャラですよね。個人的にはそんなことないとは思っていますが、優秀な秘書のような存在なのではないでしょうか。

悟空

悟空 表情
引用元 ドラゴンボール超 集英社

ここはやはり主人公である孫悟空。

その強さは天井知らずで、今まで何度も自分より強い相手と闘い、限界を超えてきました。そう、悟空が敗れてしまっては世界(ドラゴンボール)が終わってしまうのです。宇宙どころではないのです。…極論ですみません。

しかし、もし仮に全王様と敵対することがあった場合は

それを食い止めることができるのは悟空だけだと思います。

その方法は必ずしも勝つ・倒すとは限りませんが、ある意味では全王様を上回る可能性を秘めているといえるでしょう。

現状ではどちらかといえば全王様は味方サイド、そもそも作中で戦う可能性はとても低いと思います。ですが私としては、悟空が全王様に勝つという考察にはワクワクしますね。

メチカブラ

メチカブラ
引用元 ドラゴンボールヒーローズ 集英社

ドラゴンボールであり、派生作品であるドラゴンボールヒーローズからはメチカブラ。正直、ヒーローズは何でもアリよりの世界観になっており、正史として扱うべきなのかは疑問です。

メチカブラは全次元、全時空に干渉し力を吸収しました。

その規模の大きさからメチカブラの方が強いという意見が多いです。

ちなみにヒーローズでは、他にもフューや先代・時の界王神アイオス、ドミグラも存在するので全王様に勝てると言われているキャラはたくさんいます。

しかし実際に戦う描写があるわけでもなければ、先述した通り正史とは言い難いところはあるので、あくまで1つの可能性として記しておく程度で十分かと思います。

個人的にはアニメのヒーローズに目を通しましたが、全王様より強いとは思えませんでした。

悟空たちとの戦闘シーンを見ても特別技が効かないなんてこともなく、時空停止の大秘術なんかを使っても意図も容易く破られたりと規模が小さく感じてしまいました。ですので全王様どころか、大神官よりも弱いと予想します。

全王様は嫌われている?いらないと言われる理由は?

全王様ムカつくね
引用元 ドラゴンボール超 集英社

Googleの検索で『全王』と入力後、予測に『かわいい』と出てくる一方で『嫌い』『いらない』と出てくることがあります。

これを見ると嫌われてるの?…と不安になりますよね。

果たして全王様は本当に嫌われているのか…

結論から述べると『どちらでもない派』が多数です。

ではその理由を解説していきます。

未来トランクスの世界を消し去ったことに対するヘイト

嫌われているとされている1番の理由として挙げられているのは

未来トランクス編にてラスボスの無限ザマスもろとも

トランクスの世界ごと消滅させてしまう点です。

あんなに頑張ったのにトランクスの世界を守れないなんて…と視聴者は思ったことでしょう。それもそのはず、この未来トランクス編の目的はトランクスの世界を救うことだったはず。

つまり最終的に全部を台無しにしてしまう張本人ということです。

…でもちょっと待って下さい。本当に全王様が悪いんですか?

元々は危険な思想から「正義」を振りかざし暴走したザマスが1番悪いですし

そんなザマスに『界王神見習い』という役職を与えてしまったゴワス様も悪いです。

もっと言えば、どうしようもなかったとはいえ全王様を呼んで、世界を消してもらった悟空も同じくらい悪いのではないでしょうか。

結論としてはザマスは消えてなくなり、ゴワス様は謝っているし直接悪いことはしていない。悟空は主人公であり、かつ最後の最後までは何とかしようと頑張っていた。

そうなった時に「消えちゃえ」の一言で、物語を台無しにしてしまった全王様にヘイトがすべて集まる結果になってしまったのです。

傲慢な発言、態度

全王様の嫌われているとされる2つ目の理由は発言や態度です。これは子どものような愛らしい見た目をしているため、なおさら嫌だという意見が多いですね。

傲慢な発言として、口をはさまれた際の「黙ってて」「うるさい、消しちゃうよ」などが印象的です。

他にも漫画版では力の大会の開催を伝えるシーンで、少し準備期間が短いことを気にしたモスコに対し「え?ダメなの?」と圧力をかけていました。

他にも「つまんない」や「ムカツクね」など機嫌を損ねた子どものような言動が勘にさわる人が多いようです。

私としては発言はともかく、漫画版『ドラゴンボール超』の銀河パトロール囚人編のラストが気になりました。

第7宇宙が問題を起こしたペナルティとして

馬になることを強要されたビルスと界王神。それに全王様が乗った状態で走らされていました。しまいには「もっとはやく走るのね!」と殴られ耳を引っ張られます。

全王 ビルス 馬乗り
引用元 ドラゴンボール超 集英社

これは完全にパワハラですね。

ビルス様は『悟空がいまだ超えられない存在』であり、いち読者としてはそんなビルス様がこのような扱いを受けるのは少しイヤな気持ちになりました。

チートキャラだから

全王様の強さはインフレの頂点であり、超えられない壁です。反則です。

この設定が、一部のファンからは「つまらない」と言われています。

ドラゴンボールの醍醐味だいごみとして、超えられない壁を悟空(またはベジータなど)がドンドン超えていく面白さがありますね。

敵ではないとはいえ、超えられない壁を作ってしまっては興醒きょうざめというものでしょう。今後、悟空たちがすごい戦いをしていても全王様からすれば「すごいね〜」で終わるのでは緊迫感がありません。

どちらでもない派が多数

ここまで嫌われている理由を述べてきましたが、調べてみたところ正直そこまで嫌われてはいない印象でした。

ただ、逆に「好きになる要素もない」という辛口な意見は多く

批判はかわいそうだが「正直、好きでも嫌いでもない」という人がほとんどでした。

確かに今後どう扱っていくのか難しいキャラではありますね。全ちゃんと悟空の絡みなど、うまく盛り上がってくれることを期待しましょう。

あとがき

どんどんと強いキャラクターが上書きされていったドラゴンボールにおいて、これ以上の存在はないと思わせる全王様。

敵でもなく、かといって完全に味方ではありませんが悟空との仲睦まじいやりとりを見ているとほっこりしますね。

力の大会が終わってからは登場する機会が一気に減ってしまいましたが、対等に遊び相手になっている悟空の姿なんかも見てみたいです。それか、また一緒に神々を驚かせてほしい(笑)

作者からしても扱い方は難しいかもしれませんが、ぜひとも今後の全王様の活躍にも注目していきたいですね。

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